アップル創業者ながらも1度はアップルを追われ、復帰後はiMac、iTunesとiPod、iPhone、iPadといった革命的製品を次々と手がけ、アップルを巨大企業へと導いていったスティーブ・ジョブズ。彼の半生を描いた映画『スティーブ・ジョブズ』のトリビュートミニライブ付きイベントが10月29日にTOHOシネマズ 六本木ヒルズで行われ、来日中のジョシュア・マイケル・スターン監督と、日本人ゲストとして小室哲哉、綾戸智恵、秋元才加、天野ひろゆき(きゃい〜ん)、KONISHIKI、トライアングルが登場した。
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この映画で楽しみにしていることについて秋元は「世界を変えてきたスティーブ・ジョブズがどんな人間だったのか、私自身も知らないところがたくさんあるので、そこを見てみたい」と話し、「いろいろなデバイス(機器)がどういう風に誕生したのかを、今日知ることができたら」と続けた。
天野は「凡人にはわからない孤独や苦悩がどう描かれているのかに注目。僕も別の意味で孤独を感じるときがありますけど(笑)」と話し、KONISHIKIは「自分も会社をやっているので、独創的なアイデアがどうやって生まれてくるのかを知りたい」とコメント。ジョブズのものまねが持ちネタのトライアングルの2人は、ジョブズになりきって芸を披露するも、冷たい空気が漂っていた。
続いて舞台挨拶が行われ、スターン監督が登壇。「この作品はスティーブ・ジョブズに愛と敬意を持って作った作品です」と切り出すと、「主演のアシュトン・カッチャーが、ジョブズが亡くなった時の悲しみを僕に伝えたのがimacやiphoneというジョブズの作ったデバイスでした。そこで改めて彼は人々のコミュニケーションツールを作っていたのだと認識しました」と話した。
さらに、アップル製品にゆかりが深い小室がゲストとして登壇。「自分のやってきた音楽はマック、アップル製品と切っても切れない関係にあるので、この場に立てて光栄です」と挨拶すると、映画については「ジョブズさんの生活の一部に音楽があるように描かれていると思いました。ジョブズさんとは世代も近いし、僕もウッドストックなどに影響されているところがあるので、音楽的にも楽しませていただきました」と語った。
その後、小室は何台ものマックを用意し、globeの「Departures」、イーグルスの「Desperado」のスペシャルメドレーを披露するトリビュートミニライブを行い、これにはスターン監督も「グレートミュージック。ベリーエモーショナル!」と絶賛していた。
また、舞台挨拶終了後には小室の囲み取材が行われ、ジョブズの功績について小室は「一番大きいのはiTunesによる音楽配信。たった1人で音楽業界を根底からくつがえした」とコメント。
妻KEIKOのヴォーカル復帰については「ゆっくりですね、正直。そんなにポンポンポンポンといけるものではない。でも確実に一歩一歩進んでいる。何とかみなさんに(KEIKOの歌を)聞いてもらいたいですね。僕も同じ思いです」と報告していた。
『スティーブ・ジョブズ』は11月1日よりTOHOシネマズ日劇1ほかにて全国公開となる。
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