来年1月放送開始のアニメ『となりの関くん』アフレコで下野紘、花澤香菜が裏話語る

2013.11.08

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累計発行部数160万部突破の同名人気コミックをアニメ化した『となりの関くん』。2014年1月より放送と配信が始まるこのアニメのアフレコ収録がスタートし、関俊成（関くん）役の下野紘、横井るみ役の花澤香菜、原作の森繁拓真の3人が作品の見どころなどについて語った。

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原作は現在「月刊コミックフラッパー」に連載中で、「日本唯一の授業サボりマンガ」として知られる異色コミック。原作を読んだ印象と出演が決まった時の感想を聞かれた下野は「もともと、コミックを愛読していて、新刊を探しに本屋さんへ行ったら『アニメ化決定！』と書いてあって。きっと関くんの声は入らず、横井さんが話を進めていく感じなのかなと想像していました。その後、マネージャーさんから『お仕事が決まりました。ただ全然しゃべらないかも』と言われた瞬間、ピンと来て『マジか!?』と。その時は大好きな作品に出られてすごく嬉しかったけど、後々、冷静に考えたら『僕は何をするんだろう？』と（笑）」と回答。

花澤は「オーディション前に原作を読ませていただいたら何とも言えない魅力にどっぷりハマってしまって、『あっ、もうこんな時間！出かけなきゃ』みたいな。面白い作品だけど、これがどうアニメになるのかはまったく想像がつかなくて、横井さん役に決まった時は嬉しかったけど、関くんは誰なんだろうって。声を発しなくても下野さんはピッタリだなと。アフレコ中に隣りにいてくれるだけでもいいなと思いました」と話すと、下野も「僕も横井さん役が花澤さんと聞いて『うんうん。間違えない選択だ』と」と当時の心境を振り返った。

また、実際に収録を始めてみての感想は、下野が「やっぱりリアクションだけというのは難しい。リアクションを入れ過ぎてしまうと面白さも半減してしまうし、潜めつつでも出していかないと主張できない。さじ加減が難しいです」と明かすと、花澤は「作品の中では関くんの行動が気になって、見ているうちにどんどん夢中になっていく、感情の高ぶりが激しいところしか描かれていませんが、ベースは穏やかで柔和な普通の女の子。そのキャラがブレないようにしながら、段々とテンションを上げていく、そのバランスが難しいです」と答えた。

最後に、アニメを楽しみにしている人へのメッセージを聞かれると、原作の森繁は「『となりの関くん』は見る人のことをしっかり考えて作った、親切な作品なので、絶対楽しめると思います」とコメント。花澤は「早くいろいろな方に見ていただきたい思いでいっぱいです。あと文房具がこれだけ、カッコよく描かれているアニメはそうそうないと思うし、シュールなところも楽しんでいただけたらいいですね。横井さんの責任は重大なので、楽しみつつも頑張りたいと思います」と語りかけた。

下野は「僕らのように既に原作を読んでいても、また演じた時、面白く、楽しく感じる作品です。僕らのキャラ以外にも先生などを演じるみなさんも収録中、クスクスとしてしまうほど。動く関くんと横井さん、そしてオールカラーで見られるのもアニメならでは。食い入るように見て、耳を澄まして聴いてください。そうすると聞こえてきます。僕の声やアドリブが。老若男女やアニメ好き、詳しくないとか関係なく、見て楽しめる作品なので、知らない方にもぜひ薦めて一緒に見ていただけたらと思います」とアピールしていた。

アニメ『となりの関くん』は2014年1月5日よりテレビ東京にて、毎週日曜深夜2時05分〜2時15分に放送されるほか、AT-Xでも放送予定。配信は毎週月曜日より、各サイトにて最新話を同時配信となる。