『風立ちぬ』がゴールデングローブ賞外国語映画賞ノミネート、アニメ部門候補にはならず

12月12日（現地時間）、第71回ゴールデングローブ賞のノミネーションが発表され、宮崎駿監督の『風立ちぬ』が外国語映画賞にノミネートされた。

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有力候補になると目されていたアニメーション作品賞では候補にならなかった。
外国語映画賞のほかの候補作はフランスの『アデル、ブルーは熱い色』、イタリア＝フランスの『La Grande Bellezza』（原題）、『偽りなき者』、『ある過去の行方』。今年のカンヌ国際映画祭で最高賞のパルム・ドールに輝いた『アデル〜』や昨年の同映画祭で主演男優賞を受賞した『偽りなき者』など強豪が揃う部門だけに、大激戦が予想される。

アカデミー賞の前哨戦となる数々の映画賞の中でも、特に注目度の高いゴールデン・グローブ賞はハリウッド外国人記者協会（HFPA）の投票によって選定される。日本映画が同賞候補となるのは第48回（1991年）の黒澤明監督の『夢』以来となる。

今年の有力候補はデイヴィッド・O・ラッセル監督の『アメリカン・ハッスル』とスティーヴ・マックィーン監督の『それでも夜は明ける』。それぞれ作品賞、監督賞を含む7部門で候補となっている。

映画部門の主なノミネーションは以下の通り。

作品賞：ドラマ部門
『キャプテン・フィリップス』
『ゼロ・グラビティ』
『それでも夜は明ける』
『ラッシュ／プライドと友情』
『あなたを抱きしめる日まで』

作品賞：ミュージカル／コメディ部門
『アメリカン・ハッスル』
『Her』（原題）
『Inside Llewyn Davis』（原題）
『ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅』
『ウルフ・オブ・ウォールストリート』

主演男優賞候補：ドラマ部門
キウェテル・イジョホー（『それでも夜は明ける』）
マシュー・マコノヒー（『ダラス・バイヤーズクラブ』）
トム・ハンクス（『キャプテン・フィリップス』）
ロバート・レッドフォード（『オール・イズ・ロスト』）
イドリス・エルバ（『Mandela: Long Walk to Freedom』原題）

主演男優賞：ミュージカル／コメディ部門
クリスチャン・ベイル（『アメリカン・ハッスル』）
ブルース・ダーン（『ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅』）
レオナルド・ディカプリオ（『ウルフ・オブ・ウォールストリート』）
オスカー・アイザック（『Inside Llewyn Davis』原題）
ホアキン・フェニックス（『Her』原題）

主演女優賞：ドラマ部門
ケイト・ブランシェット（『ブルー・ジャスミン』）
サンドラ・ブロック（『ゼロ・グラビティ』）
エマ・トンプソン（『ウォルト・ディズニーの約束』）
ジュディ・デンチ（『あなたを抱きしめる日まで』）
ケイト・ウィンスレット（『とらわれて夏』）

主演女優賞：ミュージカル／コメディ部門
メリル・ストリープ（『8月の家族たち』）
ジュリア・ルイス・ドレイファス（『Enough Said』原題）
エイミー・アダムス（『アメリカン・ハッスル』）
ジュリー・デルピー（『ビフォア・ミッドナイト』）
グレタ・ガーウィグ（『Frances Ha』原題）

助演男優賞
バーカッド・アブディ（『キャプテン・フィリップス』）
ダニエル・ブリュール（『ラッシュ／プライドと友情』）
ブラッドリー・クーパー（『アメリカン・ハッスル』）
マイケル・ファスベンダー（『それでも夜は明ける』）
ジャレッド・レト（『ダラス・バイヤーズクラブ』）

助演女優賞
ルピタ・ニョンゴ（『それでも夜は明ける』）
ジェニファー・ローレンス（『アメリカン・ハッスル』）
ジュリア・ロバーツ（『8月の家族たち』）
ジューン・スキッブ（『ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅』）
サリー・ホーキンズ（『ブルー・ジャスミン』）

監督賞
アルフォンソ・キュアロン（『ゼロ・グラビティ』）
スティーヴ・マックィーン（『それでも夜は明ける』）
デイヴィッド・O・ラッセル（『アメリカン・ハッスル』）
ポール・グリーングラス（『キャプテン・フィリップス』）
アレクサンダー・ペイン（『ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅』

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