『BUDDHA2 手塚治虫のブッダ−終わりなき旅−』のワールドプレミアが、1月27日(現地時間)にフランス、ルーブル美術館のオーディトリアムで行われ、声優をつとめた松山ケンイチと観世清河寿、主題歌を担当した浜崎あゆみ、そして小村敏明監督とエグゼクティブ・プロデューサーの森下孝三が舞台挨拶を行った。
・浜崎あゆみ、手塚治虫不屈の名作「ブッダ」で12年ぶりにアニメ映画主題歌
ワールドプレミアは、大島ミチル指揮のオペラ座・トップミュージシャンによるミニコンサートで幕を開け、続いて能楽観世流二十六世家元・観世清河寿による、能と仏教をテーマとした「はごろも」の仕舞が披露され観客を魅了。上映終了後はスタンディングオベーションが起こり、観客らは「松山さんがやったタッタが素晴らしかった」「手塚治虫の作品はやっぱりすごい」と感想を述べていた。
舞台挨拶で松山は「この場に立てて光栄で、幸せに思っています。歴史あるルーブル美術館で、日本を代表する手塚治虫先生の『ブッダ』を原作にしたこの映画が上映されることに意義があると思います」と感慨深げに語った。
一方、浜崎は「手塚先生の作品に携われることを光栄に思っています」と挨拶。主題歌「Pray」については「恋人だけではなく、友人や家族の愛という大きなテーマで作詞しました」と語った。
その後、6星の老舗ホテル・ムーリスで記者会見も行われ、松山は「タッタというキャラクターは、この「ブッダ」のなかで一番好きなキャラクターだったんです。人間味のあるタッタを演じれて光栄でした」と語り、タッタ役を演じられるようキャスティング担当に頼み込んでいたことも明かした。
そんな松山について小村監督は「松山さんはこちらがコンセプトを伝えると、毎回、違った表現を見せてくれるんです。とても、引き出しの多い方だなと思いましたし、映画をご覧になった方が、松山さんの声に気づかないぐらいタッタになりきってくださいました。声優としても素晴らしいです」と絶賛した。
『BUDDHA2 手塚治虫のブッダ−終わりなき旅−』は2月8日より全国公開される。
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