真野恵里菜が主人公を演じた『THE NEXT GENERATION パトレイバー』の初日舞台挨拶が4月5日に新宿ピカデリーで行われ、真野をはじめ、筧利夫、千葉繁、太田莉菜、堀本能礼、田尻茂一、しおつかこうへい、押井守総監督が登壇した。
同作は1988年に誕生、アニメ史に残る空前の大ヒットを記録した『機動警察パトレイバー』シリーズ初となる実写版。全長約8mもの実物大98式イングラムやレイバードック併設の二課棟までをも完全実体化したことが話題を呼んでいる。
初日を迎えた感想について押井総監督は「朝早くからたくさん入っていただきましてありがとうございます。長かった撮影も終わって、これからようやく見てもらえる。これから1年間よろしくお願いします」と挨拶。第二小隊・一班の操縦担当・泉野明を演じた真野も「みなさん、朝早くからありがとうございます」と元気よく挨拶すると、「昨日は全然寝られなかったんですけど(笑)、1年間かけて公開されますので、まだまだパトレイバーの特車二課の隊員として頑張ります」と興奮気味にコメント。
第二小隊・二班の指揮担当カーシャに扮した太田は「真野ちゃんも今言いましたけど、これから1年間、長いお付き合いになると思います。1話をもう見られたと思うんですけど、話が進むにつれ、みなさんも、ここに立っているキャラクターたちに感情移入して、一緒に生活しているような感覚で見ることができる作品だと思うので、めげずに1年間頑張ってください(笑)」と観客に呼びかけた。
アルコール依存症だが、人一倍強い正義感の第二小隊・二班操縦担当の大田原勇を演じた堀本は「この作品に関われたことを、心から感謝しています!」とシンプルに挨拶。体は大きいど内気な性格の第二小隊・一班キャリア担当の山崎弘道役の田尻は「ニワトリの人です、はい!」と話し笑いを誘うと、元プログラマーで無類のギャンブル好き、第二小隊・二班キャリア担当の御酒屋慎司に扮したしおつかは「待ちに待った4月5日、初日という感じなんですけど、まだまだ1年間続きますのでよろしくお願いします!」と話した。
特車二課・創設期からの最古参メンバーでもある整備班班長シバシゲオ役の千葉は「この度、二代目整備班班長を拝命いたしました」と挨拶。「どうですか? ご覧になって楽しかったですか?」と大声で呼びかけると大きな拍手が起こった。一方、昼行灯で実はキレ者。第二小隊隊長の後藤田継次を演じた筧は、満席の劇場を見渡し「いっぱいですね。映画の初日だからといって、なかなかここまでいっぱいにはなりません。今日、ここにいらっしゃるみなさんは、パトレイバーのことを熟知した人たちだと思います。なんの言い訳もいたしません。これから1年、みなさん一緒に楽しんでいってください!」と力強く語った。
その後のトークで、現場の雰囲気を聞かれた真野は、「久しぶりに最年少の現場だったので、みなさんに思う存分、甘えさせていただきました。正直、不安もあったんですけど……」と言い淀むと、涙を浮かべ「みんなでやってきて、今日こうしてたくさんの方が来て下さって嬉しいです」と続けた。
すると隣に立っていた筧が「これは見出しになる」とでも思ったのか、「もっと泣け! もっと泣け!」と真野をけしかけ、そのやりとりを見た会場のファンからは大きな拍手が送られ、その拍手に真野は「本当に感無量です」と涙を流しながらお礼の言葉を述べていた。
最後に押井総監督は本作について「僕がアニメーションでやりたかったことを実写でやらせてもらった作品。僕にとっては25年間やっている作品で、その間に、ケンカをしたり仲間割れしたり、いろいろあった(笑)」と振り返ると、「撮影中や仕上げ中に、一番喜んでいたのがスタッフだった。久しぶりに楽しい作品ができたと。だから今、非常に充実した気分です。あとは、これから見ていただいて、受け入れていただけるのかどうか? あるいはロビーでブルーレイを買っていただけるのかどうか? ちょっと今回、金を使い過ぎちゃったので(笑)」と内情を語り、興行面での応援も呼びかけていた。
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