芦田愛菜が暴走する浜村淳を「うっさい、ボケ！」と一喝

2014.06.11

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芦田愛菜が映画単独初主演を果たした感動作『円卓こっこ、ひと夏のイマジン』の特別試写会舞台挨拶in大阪が6月10日に行われ、芦田愛菜と行定勲監督のほか、エキストラ出演した浜村淳、川藤幸三、タージンが登壇した。

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毒舌で激情家の風変わりな小学3年生“こっこ”を演じた芦田について行定監督は「よく、天才子役って言われるでしょ？『でもね〜』って思っていたんですが、天才子役です！」と断言。「もうすっかり、こっこそのもので、本当に頼りがいのる主役。僕はラクでしたね」とその素晴らしさを絶賛した。

関西弁の迫力あるセリフも印象的なこっこだが、印象深いセリフについて芦田は「やっぱり、『うっさい、ボケ』ですね！『うっさい、ボケ』ってなかなか関西の人でも言わないじゃないですか。なので最初は言いにくいなと思っていたんですけど、撮影が終わる頃には、もうキーッってなったら『うっさい、ボケ』って言えるようになったので、撮影が終わるのが寂しかったです。もう言えなくなるんだって」と照れ笑い。

この日は、芦田をひたすら褒め続ける浜村に「うっさい、ボケ！」と一喝するシーンも。それを受けて浜村は「ありがとう！浜村淳です！」と自身の長寿番組にひっかけたオチをつけ、大爆笑を誘っていた。

そんな浜村は劇中で野次馬役を演じているが、「芦田愛菜ちゃんと行定監督の大ファンなんですけど、届いた脚本を開いてみたら“野次馬：浜村淳”……。あれは傷つきました」と苦笑い。さらに「カンカン照りの暑い日に30回くらい撮り直しをするんです。監督が！『やり直しをするたびに良くなっていく』っておっしゃっていただけるんですが、だったら何でもっとセリフを増やさんのか！出番を増やしてくれないのですか！」と嘆いていた。

一方、レポーター役のタージンは「実は映画のなかではあの谷村美月さんとご一緒なんですが、濃厚なカラミがありまして、この辺がどういうものか、ぜひとも楽しみにご覧いただきたいです」と話していた。

映画について芦田は「私が演じているこっこちゃんは、自分の気持ちを正直に言っちゃうだけで、実は変わった子でも困った子でもないと思います。大人の考える”普通”に悩んだりもするんですけどでも、お友だちの見えない心を一生懸命見ようと努力するこっこちゃんの優しさを感じていただけたら嬉しいです！わたしも大好きな映画になりました！皆さんもこの映画を好きになっていただけたら嬉しいです！」とアピール。最後に「楽しんでってやー！」と関西弁で締めくくった。

『円卓こっこ、ひと夏のイマジン』は6月21日より全国公開される。