【今週見るならこの映画！】巨大建造物萌え必見！『メイズ・ランナー』の迷路がドSすぎる

2015.05.22

『メイズ・ランナー』そびえ立つ巨大迷路！
(C)2014 Twentieth Century Fox Film.

男子たるもの、いくつになってもデカいものにあこがれるもの。『パシフィックリム』の巨大ロボ・イェーガーにワクワクしたり、『GOEMON』の豪華絢爛な城に心躍ったり、『スター・トレックイントゥ・ダークネス』などSF映画に出てくる宇宙船に身震いしたり。今週はそんな萌え心をダイレクトに直撃する巨大迷路映画『メイズ・ランナー』が公開。しかも超ドSな存在感がヤバい！ほか、ブルース・ウィリスが悪役に扮したSF映画など5本を紹介。

『メイズ・ランナー』5月22日公開
〈巨大迷路から脱出せよ！〉
謎めいた巨大迷路へ放り込まれた若者たちが、命がけの脱出劇に挑むサバイバル・アクション。何といっても巨大迷路のデカさにワクワク。外見は武骨な古代遺跡のようで、壁の高さは30メートル。上から見下ろすと人が蟻に見えてしまうほど。しかも、中は毎日生き物のように変化するほか、仕掛けられたトラップが行く手を阻む。そんな威圧感たっぷりでドSなビジュアルにテンションは高まりつつ、迷路をクリアしないといけないハラハラ感や仲間たちとの人間ドラマも盛り込まれて緊張感もたっぷり。ちなみに、これだけスケールのある作品を手掛けたウェス・ボール監督は若干29歳というからそちらも驚きだ。

・［動画］生き残りたければ巨大迷路の謎を解け！世界中で大ヒット『メイズ・ランナー』予告編

『デッド・シティ2055』5月23日公開
〈ブルース・ウィリス、還暦公開作は悪役で登場〉
もしも人工知能やレプリカントが自我に目覚めたら？『ブレードランナー』や『ターミネーター』などSF映画定番ともいえるテーマに挑んだSFクション。舞台はディストピアな近未来、治外法権のリゾート施設ヴァイスではアンドロイドを相手に、富裕層が殺人やレイプなどでゆがんだ欲望を満たしていた。そんなヴァイスから、自我に目覚めて逃げ出したアンドロイドが逃亡、刑事と共に立ち向かう。今年3月に還暦を迎えたブルース・ウィリスがヴァイスの支配者として悪役に扮しているほか、タフな刑事をトーマス・ジェーンが演じる。

『チャッピー』5月23日公開
〈純粋なチャッピーにギャングもメロメロ〉
ゾッとする近未来を描いた『デッド・シティ2055』とは変わり、こちらは人工知能を持つロボットが心を持つキュートなSFアクション。できたてホヤホヤ・純粋無垢で愛くるしいロボット・チャッピーが、どこか憎めないストリートギャングに強奪されたことから、ファッションや中身も彼らに染まってしまう設定がコミカル。その一方、チャッピーを狙う軍事ロボット企業との戦いも勃発。こちらは企業の社員を演じるヒュー・ジャックマンが本格的悪役に初挑戦し、ヘンテコな髪型で熱演！

『リピーテッド』5月23日公開
〈記憶が鍵を握るサスペンス〉
事故の後遺症により、前日の記憶を保持できない主人公が体験するミステリアスなサスペンス。献身的な夫に支えられ、それを日常と信じていたはずが、ある日自分が特別な診察を受けていた事を知り、真実が分からなくなっていく……。主人公をニコール・キッドマンが演じるほか、疑惑の夫をコリン・ファース、医師をマーク・ストロングと怪しさ満点の配役が光る。主人公が見る暴力的な記憶のフラッシュバックや徐々に明らかになる記憶など、謎めいた展開も巧妙だ。

『イニシエーション・ラブ』5月23日公開
〈150万人がだまされた“青春ラブストーリー”を映画化〉
乾くるみのベストセラー小説を、堤幸彦監督が松田翔太と前田敦子で映画化。1980年代を舞台に、合コンで知り合い恋人になった2人が遠距離恋愛になりながらも愛を育むラブストーリー。と思いきや、ラスト5分でミステリー変わる仕掛けが。ちなみに、タイトルの意味は「『恋愛に絶対はない』ことが分かる初めての恋。子どもから大人になる恋愛通過儀礼のこと」だそう。

（文：中村好伸）