『おくりびと』山田辰夫の死に、滝田監督が悲しみのコメント

『おくりびと』(08)にも出演した個性派俳優・山田辰夫が、胃ガンのため、7月26日の午前10時15分に死亡。享年53歳だった。

石井聰亙監督の『狂い咲きサンダーロード』(80)で映画デビューし、日本アカデミー賞などを受賞。大森一樹監督の『すかんぴんウォーク』(84)でも高い評価を得た。その後も映画、ドラマで活躍し、大林宣彦監督の『理由』(04)、犬童一心監督の『眉山』(07)など数多くの名作に出演。『おくりびと』の滝田洋二郎監督の『壬生義士伝』(02)『バッテリー』(06)などにも出演している。遺作は、10月24日公開の『沈まぬ太陽』。

滝田監督は映画会社を通じ、「大切な友人でもあり、かけがえのない俳優を亡くし、本当に悔しい。もっともっと山田辰夫を撮りたかった」と悲しみのコメントを発表。最後に「一緒に映画を撮れたことが、自分の誇りです。ありがとう」と、感謝の意を示した。

27日に近親者のみで密葬を行ったが、後日、お別れの会を予定しているという。

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