妻夫木聡と、『チェイサー』で一躍脚光を浴びた韓国の人気俳優ハ・ジョンウのW主演で、男たちの友情を描いた日韓合作の青春映画『ノーボーイズ,ノークライ』。この映画の初日舞台挨拶が8月22日に渋谷のシネマライズで行われ、妻夫木聡、貫地谷しほり、柄本佑、徳永えりの4人が登壇した。
すでに韓国では5月28日に封切られたこの映画。(日本で)初日を迎えた感想を聞かれた妻夫木は「ようやくはじまるという感じ。韓国に行ったりしてたんで、もう、はじまっている気分になっちゃって」と、合作映画ならではのコメントをしていた。
その妻夫木の妹役を演じたのが徳永。「劇中では怖いお兄さんでしたが、現場では?」との質問に、「やさしいお兄さまでした」と答えていた。すると、この言葉に照れたのか、隣から妻夫木が「(僕が)言わせてるみたい」と突っ込む場面も。実は妻夫木は末っ子で、昔から妹が欲しかったそう。「それで、小学4年生のときに親に頼んだら、無理って言われました(笑)」と、微笑ましいエピソードを披露していた。
さらに貫地谷も、「妻夫木さんはやさしいお兄さんって感じで、休み時間には数独のやり方を教えていただきました」とコメント。映画のタイトルの意味「泣かない男はいない」に引っかけた、「男の涙をどう思うか?」との質問に対しては、「たまらんですね」と答え、会場を沸かせていた。
この日は、ソウルで撮影中のため、舞台挨拶に駆けつけることができなかったハ・ジョンウからも手紙が届いた。
「先日、日本での取材では、聡と酒を飲んだ話ばかりした気がして、今日は違う話をしようと思います」。そう司会者が、妻夫木へのメッセージを読み上げるも、結びの言葉が、「この映画を成功させて、また、美味しい酒を飲もう!」だったことに、「結局、酒の話じゃん」と妻夫木も大受け。日本公開を前にハが来日し、一緒に取材を受けたときを振り返り、「酒の話ばかりをしたため、翌日のスポーツ紙の見出しが『妻夫木、酒豪!』だった」と嘆いていた。はたして今回は、どんな見出しが踊るのか、そこも注目だ。
『ノーボーイズ,ノークライ』はシネマライズほかにて全国公開中。
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