快挙！山田洋次監督の『おとうと』がベルリン映画祭クロージング作品に
(C)「おとうと」製作委員会
山田洋次監督の最新作『おとうと』が、第60回ベルリン国際映画祭（2月11日〜21日開催）の特別招待作品、クロージング・フィルムに決定したことが明らかとなった。
吉永小百合と笑福亭鶴瓶が姉弟を演じたことでも話題の本作。天真爛漫で気はいいものの、出来の悪いはみ出し者の弟と、しっかり者で心優しい姉との絆を主軸に、幸せのあり方について描いた家族ドラマだ。蒼井優、加瀬亮らも出演し、若々しさを醸し出している。また、結婚式場のシーンで登場する意外な人物のカメオ出演も見どころのひとつだ。
これまで7作品で同映画祭に参加してきた山田監督。1989年に『ダウンタウンヒーローズ』、03年に『たそがれ清兵衛』、05年に『隠し剣 鬼の爪』、08年に『母べえ』がコンペティション部門に出品され、94年に『学校』がパノラマ部門に、07年に『武士の一分』が同じくパノラマ部門と特別部門に出品され、オープニング作品にもなっている。
今回の決定について山田監督は、「日本映画がクロージング・フィルムに選ばれるのは、大変に珍しいことと聞いています。とても名誉に思っています」とコメントを寄せた。
なお、『おとうと』は1月30日より全国にて公開される。
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