『花男』シリーズの井上真央と、ドラマ『オトメン(乙男)』などで人気の岡田将生が共演する純愛ラブストーリー『僕の初恋をキミに捧ぐ』(10月24日より全国公開)。原作は、女子中高生の認知度100%という青木琴美の同名人気コミックで、病気のために20歳まで生きられない少年と、彼を一途に愛す少女の切ない愛が、美しい映像の中に綴られていく。9月28日に、この映画の完成披露試写会がTOHOシネマズ 六本木ヒルズで行われ、キャストの井上真央、岡田将生、細田よしひこ、原田夏希、新城毅彦監督が舞台挨拶を行った。
女性客が詰めかける中、キャストたちが登場すると黄色い歓声が飛び交い、場内は興奮の嵐。
主人公の繭を演じた井上は、「今しかできない役をやらせていただいた。ピュアな岡田君と、意外にも繊細な監督と一緒に、とてもピュアで美しい作品が作れたと思います」と挨拶し、「それぞれの純愛を感じていただけたら」と語った。
重い心臓病を患う逞(たくま)を演じた岡田は、この日かなり緊張気味。映画について聞かれると「すごいもう、バッチリです」とシャイな笑顔を浮かべていた。
そんな岡田と対照的なパワフルさを見せたのが細田。「撮影の後は、毎日、岡田とご飯を食べに行っていた」というほど仲が良いそうだが、「岡田は草食系なので、僕は肉食圭という感じで演じた」とコメント。すると岡田も、「僕も本当は肉食系なんです」と主張。井上から「お肉よく食べてたよね」とからかわれながらも、繊細イメージ払拭を図っていた。
初恋をテーマにした映画にちなみ、司会者から「今、初恋の人が現れたら」という質問が。井上は「格好いい男の子だったので、変わらずステキですねと言いたい」と話しつつも、「実際、現れたらどうしよう」と本音を漏らしていた。続いて岡田が、「とりあえず、挨拶したい。普通に、前好きでしたと言いたい」と照れながら回答。一方、初恋の女の子との「初チュー」の思い出まで語ってくれたのが細田。小学校5年生の時にポニーテールが似合う女の子と両思いになり、屋上の隅で「初チュー」をしたのだという。「僕はハグしたいと言ったのに、ハグはイヤだけどチューなら良いと言われて……」と細田。理由は「ハグの方が接する面積が大きいから」なのだとか。その理由にいまだ納得できない様子の細田は、「(もしも彼女に会ったら)、絶対ハグよりチューの方が上だと思うよって言いたい」と大きな声で語っていた。
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