NEWSの加藤シゲアキの同名処女小説を、Hey! Say! JUMPの中島裕翔が初主演し、行定勲監督が映画化する『ピンクとグレー』。この作品のイベントが12月26日に加藤の母校である青山学院大学で行われ、加藤と行定監督が現役大学生との討論会に臨んだ。
・NEWS加藤シゲアキの処女作「ピンクとグレー」の映画化が決定!
本作は芸能界を舞台に、2人の青年が体験した光と影を描いた作品。売れない俳優の河田大貴は世間の注目を集めていた。彼の少年時代からの親友にして兄弟以上の絆で結ばれていた人気俳優の白木蓮吾が急逝したからだ。彼の死は自殺なのか、それとも殺されたのか? そして、その死に立ち会った大貴は一体何を語るのかという物語が、みずみずしく綴られていく。
この日はまず加藤が登場し、約120名の現役大学生から大きな歓声と拍手で迎えられた。久しぶりに母校を訪れた感想について加藤は「青山学院大学を卒業して7年経ちますが、卒業して以来初めて来ました。校舎を少し散策したのですが、随分変わりましたね。僕が通っていた頃の校舎は、古かったのに今はとてもきれいになっていて、羨ましいです(笑)」とコメント。
小説を書こうとしたきっかけについては「憧れていたんですね。仕事でブログやエッセイを書くことがあって、ゼロから何かを生み出すっていいなと思うようになったんです。20歳の時、25歳までに小説が書けたら格好良いなと思ったのが動機で、ある時、事務所からも書いたらと言ってもらえたので、書き上げたのが『ピンクとグレー』です」と話した。
また、加藤が書いた「ピンクとグレー」「Burn.-バーン-」「閃光スクランブル」は全て渋谷が舞台となっていることに関して「一番大事なことは、自分にしか書けないことと思った時、芸能界と学生時代を過ごした渋谷の景色だったんです。15年くらい渋谷を見てきたのですが、渋谷は変化が早くて生き物のよう。だから自分にとって特別な街ですね」と答え、小説の各章のタイトルに飲み物の名前をつけた理由については「年齢によって飲む飲み物って違いますよね。20歳をこえればお酒を飲みますし。だから、人と時代を反映させたら面白いかなって」と振り返った。
一方、途中から登場した行定監督は、「ピンクとグレー」を初めて読んだ時の感想を求められると「元々知ってはいたんですが、映画のお話をいただいて読んだんですね。あっという間に読み終えてしまったし、構成力があって映像向きでうまいと思いました。それにストーリーに立体感があって独自性を感じました」と話していた。
『ピンクとグレー』は1月9日より全国公開となる。
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