天才・菅野美穂が8年ぶり主演の『パーマネント野ばら』で初日舞台挨拶

2010.05.22

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左から吉田大八監督、池脇千鶴、小池栄子、畠山紬、菅野美穂、江口洋介、夏木マリ、宇崎竜童

人気マンガ家・西原理恵子の作品を映画化した『パーマネント野ばら』。菅野美穂が北野武監督の『Dolls ドールズ』以来、8年ぶりに主演したことでも話題のこの作品が5月22日に封切られ、菅野をはじめ、江口洋介、小池栄子、池脇千鶴、宇崎竜童、夏木マリ、子役の畠山紬（つむぎ）と吉田大八監督が、新宿ピカデリーで初日舞台挨拶を行った。

『パーマネント野ばら』作品紹介
 ［動画］『パーマネント野ばら』予告編

海辺の町にたたずむ小さな美容室を切り盛りする母娘と、店に出入りする女たちの切なく悲しい恋を綴った作品。「ステキなキャストのみなさんと共演できてうれしかった」と言う菅野は、恋人役の江口とのシーンについて「今回は抑えた演技が中心でしたが、江口さんとのシーンでは、イキイキしたカシマ（江口）に引っぱられて、いい雰囲気でできました」と満足げ。また、「現場で（小池）栄子ちゃんと『江口さんカッコイイ！』と話してたら、ナゼか上から水が落ちてきて」と明かし、「バチが当たったのかな」と苦笑いしていた。

一方の江口は、「監督から『理想の男で』と要求があって」と明かし、「理想の男って、ねぇ」と苦笑い。「照れくさいシーンもあったけど、菅野さんが役そのままで向かってきてくれたので、それを受け止めました」と、その演技力を高く評価していた。

また、夏木も菅野の魅力について触れ「実は大ファンなんです」と告白。「菅野さんは、普段から主人公のキャラに入っていて……。天才だと思います」と大絶賛していた。

「やっと公開で、本当にうれしく思います」と喜んでいた菅野は、「（出てくるのが）ハチャメチャな女の人たちだけど、悲しさと優しさもあって、劇場を出るときには、優しい気持ちになれるのではないかと思います」と作品の良さをアピールすると同時に、「本当に今日はお越しいただき、ありがとうございます」と観客たちに感謝の念を示していた。