2009年の本屋大賞で第2位となり、40万部超のベストセラーとなった歴史小説『のぼうの城』が、犬童一心と樋口真嗣のW監督、野村萬斎主演で映画化されると発表された。
小説は、第29回城戸賞を受賞した和田竜の脚本「忍ぶの城」を、和田自身が映画化を前提に執筆。戦国時代末期を舞台に、「でくのぼう」を意味する「のぼう様」と呼ばれ慕われる忍城(おしじょう)の城代・成田長親が、豊臣秀吉に攻撃される戦いを綴った作品。2万人という圧倒的な数で攻める豊臣勢に、わずか500人で立ち向かう忍城の男たちの姿がダイナミックに描かれていく。
『陰陽師II』以来7年ぶりの映画出演について野村は「かなり前からこの役にお声掛けを頂いていたものですから、その時は「結構すぐにまた映画に出れるな」と思っておりました(笑)。それから随分時間が経ってしまったわけですが、本当に、待望の今日という日を迎えられ た幸せを感じております」とコメント。
長親役については「『陰陽師』で演じた安倍晴明という役も割合余計なことはしゃべらないキャラクターでしたが、今回の長親役も、ぼーっとしていると思います。みなさんにお見せするキャラクターの中では今までにない役だと思いますので、是非ご期待頂きたいです。「野村萬斎」ならではというような役作りをしたいと思っています」と語った。
また、W監督について犬童は「樋口さんに共同監督をお願いしたのは、アクションシーンなど、ビジュアル的に作り込んでいくのが大変な部分が多数あったことと、その他にもキャラクターの造形をはじめ、たくさん助けて頂きたい部分があったから。一緒に1つのものを作りあげて2人の作品にしたいと 思っています」とコメント。樋口も「お互い家がものすごく近所ということもあり、道端でバッタリ会う回数もすごく多いんです。多分、日本の監督の中でたまたま 道端で遭遇した回数が最も多い監督だと思います(笑)。そういう点でも、赤い糸みたいなものは感じてますね」と語り、チームワークもばっちりな様子だった。
野村のほかには、主人公の幼なじみで侍大将の丹波を佐藤浩市が、豪傑・豪腕の和泉を山口智充が、自称・軍略の天才、鞘負を成宮寛貴が演じる。
8月から撮影を開始し、2011年公開予定だという。
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