夫の浮気が原因で別居中のセレブカップル。ある殺人事件を目撃したことから、命の危険にさらされた2人が、証人保護プログラムのためにド田舎に移送されたことから巻き起こる騒動を描いたラブコメディ『噂のモーガン夫妻』。この映画に主演した「ラブコメの帝王」ヒュー・グラントが、映画のプロモーションで来日。3月1日、ザ・ペニンシュラ東京で、英国風ジョーク炸裂の爆笑記者会見を行った。
2007年4月に『ラブソングができるまで』で日本を訪れて以来、3年ぶり6度目の来日。会見前に個別インタビューもいくつか受けたというグラントは、「まだ日本について半日ほどなのですが、ずっと“浮気”についての質問ばかり受けています」と苦笑い。配給会社のスタッフからは、「浮気は日本の文化だから」と言われたそうだが、「本当ですか?」と確認してから、「イギリスでは違います。男性は他の女性とセックスするよりも、犬に興味を持っているんです(笑)」と自国の“事情”を説明。司会が、グラント自身はどうなのか問うと、ニヤリと笑い、「僕はメス犬(bitch=あばずれの意味も)が大好きです」と、ジョークとも本音ともつかない答えを口にしていた。
映画の重要なキーワードのせいか、さらに浮気に関する質問が。「浮気がバレた時の解決方法」について聞かれたグラントは、自分の体験をもとに、「浮気をしたらケンカになるもの。でも、最後は仲直りをしてハッピーになれると思ったら、(そんなことはなくて)絶対にストレスが残り、後でイヤ〜な気持ちがよみがえり、忘れられないものなんです。だから、そういうことをしないことが一番」と現実的なアドバイスをした上で、「でも、映画はラブコメなので、2人はハッピーエンドになるんですけどね」とニッコリ微笑んでいた。
また、ケンカの最中に女性にしてほしくないことについて聞かれると、「カップルなら、絶対使ってはいけない禁じ手があると思いますが、その手を使ってきたら、もう関係を終わりにしたいと思う」と本音で回答。また、怒っている女性がとにかくコワくて、暴力が苦手だと語るグラントは、「これまで、いろいろな物で攻撃を受けたことがある」と、自らの体験を告白! 英国アカデミー賞(BAFTA)のトロフィーで叩かれたこともあると、苦笑いしながら明かし、記者たちを大笑いさせていた。
今回、妻役を演じたサラ・ジェシカ・パーカーについては、「僕は俳優という人種がキライなんですけど」と前置きしてから、「彼女は俳優らしくない。人間らしい人で、本当に素晴らしい人」と絶賛。「僕は撮影中、演技をしているだけでしたが、彼女はその他に、『セックス・アンド・ザ・シティ』続編のプロデュースもしていて、家族の面倒を見ながら、秘密裏に双子をもうけ(笑)、とにかくブラックベリーをずっといじって仕事をしている。多分、僕と撮影している間も、カメラに映らないところでブラックベリーをやっていたんじゃないかな」と、働き者ぶりについて語っていた。
今後、俳優以外にチャレンジしてみたいことに関する質問には、「実は4年前から本を書いているのですが、80ページしか書けていないので、終わらせたいですね」と回答。どんなジャンルの本か聞かれると、「ポルノです」とニヤリとするも、実はそれは冗談で、「説明しにくいのですが、一風変わったコメディ小説です」と教えてくれた
『噂のモーガン夫妻』については、「この映画の出演を心から楽しみました──マスコミの前では、こういう風に言う人が多いのですが(笑)──これはウソではなく本心。サラ・ジェシカとも本当に仲良くなったし、3度目となるマーク・ローレンス監督も大好きな監督。また、夢見てきたカウボーイハットをかぶって撮影することができました」と話していた。
『噂のモーガン夫妻』は3月12日よりTOHOシネマズ 有楽座ほかにて全国公開される。
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