無責任で自己中なアンチヒーロー“デッドプール”の予告編がスゴイ!
去る2月12日に全米公開され、初週の週末興収が1億3243万4639ドル(158億9215万6680円/1ドル120円換算)で、2005年公開の『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』(1億843万5841ドル)を抜き去り、20世紀フォックス映画史上、最高のオープニング記録を叩き出した『デッドプール』。この映画の予告編が解禁となった。
本作は、元特殊部隊員がいかにして不死の体となり、超絶な戦闘能力を持つに至ったかを描く“デッドプール”誕生ストーリー。彼は世界のためでも、人類のためでもなく、自分のためだけに闘う、マーベル史上最高に無責任で自己中なアンチヒーローだ。
演じるのは、ピープル誌が選ぶ「最もセクシーな男」に2010年に選ばれ、結婚後の2016年には「最もセクシーなパパ」に選出されるなど、その魅力は衰えるところを知らないライアン・レイノルズ。
解禁となった『デッドプール』予告編は、「後ろ寂しいな、手貸して」とタクシードライバーに話しかけ、助手席に移動するデッドプールのシーンからスタート。「なぜ、赤いコスチュームを?」と運転手に尋ねられると、「クリスマスに悪い子をぶっ殺すためさ」とブラックジョークで返答する。
また、“デッドプールになる前”のウェイド・ウィルソン(ライアン・レイノルズ)のシーンでは、医者から「君は末期ガンだ」と告げられたウィルソンの前に、「我々はガンを治し、素晴らしい力も与えよう」と言い寄る男が登場。その男の提案に乗ったウィルソンが不死身な男として生まれ変わるも、代わりに全身を醜く変えられてしまうというもの。
予告編では、こうしてデッドプールになったウィルソンが、「俺はスーパーだが、ヒーローじゃない」とうそぶきつつも、ヒーローとして活躍する姿が描かれていく。さらにラストでは、ムダな殺しをやめるように諭され、「俺ちゃん正義の味方じゃねえし、そもそも誰も殺ってねえ」と誤魔化そうとするウィルソンの後ろで、死体が空から降ってきて、「やっちゃった」という表情を浮かべる。
能天気で無責任、口から飛び出すのはジョークと毒舌ばかり。人類を守るなんて正義感はゼロという従来のヒーローのイメージを覆す異色のヒーロー映画『デッドプール』は6月1日より全国拡大公開となる。
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