今回から、着実に年は重ねているのにいつまでも心が大人になりきれていない“ヤングアダルト女子”が独断と偏見でオススメ映画をご紹介していきたいと思います。毎回異なるテーマに合わせて、新作と旧作のなかから、作品を取り上げていくこちらの連載。第1回目に選んだテーマは、6月といえば誰もが思い浮かべる「結婚」です。
【独女のお勧め】テーマ:結婚(前編)
●結婚しないことを選べる幸せに
感謝したくなる作品とは?
『裸足の季節』
最近、人気ドラマとして話題になった「私 結婚できないんじゃなくて、しないんです」の一言は、いまや独身女子が集まると誰かが一度は口にする決めゼリフ。「よくぞ言ってくれた!」と共感したものですが、現在公開中の『裸足の季節』を見れば、そもそも結婚するしないを自分で選ぶことができる世界にいること自体が、いかに幸せかを痛感してしまうはず。トルコの古い慣習により、自分の意志とは関係ない結婚を強いられる5人の美しい姉妹。一般的に「結婚に妥協は必要」といわれているけれど、どんな苦境に立たされても諦めることのないまっすぐな彼女たちの瞳を見れば、恵まれた環境にいながらにして、結婚に対して「妥協」という言葉を使うことがいかに罪かを感じてしまうほど。まるで鳥かごに閉じ込められたような少女たちが思い思いに飛び立つ瞬間、自分の中に浮かび上がる“答え”に耳を傾けてみては?
『きみに読む物語』
「結婚しないだけ」なんて言いつつも、実際のところは「結婚したくないんじゃなくて、したい相手がいないんです」と内心思っている女子も多く、それぞれに理想の結婚相手像があるはず。そんな私にとっての理想は、『きみに読む物語』のライアン・ゴズリング。こんな風に死ぬ瞬間までお互いに愛を注ぎあえる人がいるならば、今日にでも結婚したいところ。なかでも、「平凡な人生だったけど、誰にも負けなかったことは、命懸けで1人の女性を愛したこと」、そして「妻は自分にとって“家”だ」と言い切れるその想いには胸キュン! もし、いつか結婚することができれば、“旦那さんと一緒に観たい作品リスト”に入れている1本です。とはいえ、相手のタイプによっては、同じものを求められているのかととてつもないプレッシャーを感じさせてしまう危険性もあるので、場合によっては一緒に観ることはオススメしません。そのときは、1人でハンカチ片手に思う存分この愛の物語に浸ってください。(後編「結婚は自分のためにすると教えてくれる作品」に続く…)
・【独女のお勧め】後編/ヤングアダルト女子が選ぶ「結婚観に影響を与えるオススメ映画5選」!
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