世界的人気を誇る『ハリポタ』シリーズの最終章前編となる『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1』が11月19日より公開となり、来日中のルパート・グリント、ボニー・ライト、イヴァンナ・リンチが丸の内ピカデリー1で初日舞台挨拶を行った。
[動画]『ハリー・ポッター』初日舞台挨拶
初日舞台挨拶フォトギャラリー
前日の記者会見でのラフな格好とは一変、オシャレをして登場した3人。なかでも、長い足を惜しげもなくさらした超ミニスカ姿のイヴァンナに、報道陣の目も釘付けとなっていた。
10年間にわたって続いてきた本シリーズ。メインキャストの1人、ロンを演じたルパートは、今の気持ちを聞かれると「ちょっと不思議な気分。撮影最終日は、もうこれですべてが終わりだということが信じられない気持ちで、ものすごく悲しかった」とコメント。
主人公ハリーの恋人ジニーを演じたボニーも「終わってしまったのかと思うと、ちょっとシュールな感じがします」。さらにシリーズ初期の作品を振り返り「私も本当に若かったなと思います」と、現在19歳ながらも時の流れを実感した様子。
第5章から参加し、風変わりな少女ルーナを演じたイヴァンナは「この作品に関わってから4年になりますが、『ハリポタ』以前の生活が思い出せないくらい、日常の一部になっていました」と言い、撮影現場で築かれた友情やファンの応援はこれからも続くので、『ハリポタ』は終わることがないだろうとも話していた。
この日を待ち望んでいた熱心なファンたちを前にして、照れくささと誇らしさが入り交じったような笑顔を浮かべていた3人。舞台挨拶中にファンが彼らに手を振ると、ルパートたちも小さく手を振り返すなど気さくな一面を見せていた。
映画の出来映えについては、3人とも「今までとは本当に違う『ハリポタ』になっている」と口をそろえる。ルパートは「これは『ハリポタ』シリーズじゃないんじゃないかと思うくらいに違います」。そして「登場するキャラクターも変質していて、怒りを露わにしたりする」と今までとの違いを述べ、「僕も、今までにない演技をしたので、ぜひそこを見てもらいたい」とアピールしていた。
上映前の舞台挨拶だけに、3人の話は上映前の観客たちの期待を高めた模様。司会が「話を聞いて、見るのがますます楽しみになった方は?」と聞くと客席からは大きな拍手がわき起こり、ルパートたちも嬉しそうな笑顔を浮かべていた。
映画については、「私も自分が出ていることを忘れて1ファンとして楽しめたので、みなさんにも楽しんでもらえるはず」とイヴァンナ。ボニーは「ユーモアもダークな部分もある映画なので、ぜひ楽しんでください」とアピール。ルパートも「僕たちにとっても意義のある特別な作品。『死の秘宝 PART1』『PART2』は最高の作品になっているので、ぜひ楽しんでください」と客席に呼びかけていた。
ルパートたち3人はこの後、20日に大阪で、21日に名古屋で舞台挨拶を行う予定だ。
『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1』は19日より全国880スクリーンで公開中。第1章『ハリー・ポッターと賢者の石』から前作の第6章『ハリー・ポッターと謎のプリンス』までの日本国内でのシリーズ累計興行収入は795億円となっており、本作で1,000億円の大台を超えることができるかに注目が集まっている。また、最終章後編の『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』は、2011年7月15日に公開される予定。
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