福山雅治が週刊誌のパパラッチ役を演じる話題作『SCOOP!』の初日舞台挨拶が、10月1日にTOHOシネマズ 六本木ヒルズで行われ、主演の福山をはじめ、二階堂ふみ、吉田羊、滝藤賢一、リリー・フランキー、大根仁監督が登壇。映画にちなんで自身のスクープを明かすコーナーもあり、福山は黒柳徹子とメル友になったことを明かし、「嬉しくてしゃべっちゃいました」と茶目っ気たっぷりな笑顔を見せた。
本作は、かつてはスゴ腕だったものの、今は自堕落な生活を送っているカメラマンの都城静(福山)が、ひょんなことから写真週刊誌「SCOOP!」の新人記者・行川野火(二階堂)とコンビを組み、紆余曲折ありながらも、スクープを次々と獲得していく姿を追ったエンターテインメント。
普段のイケメンぶりから一転、ワイルドな風貌でカメラマンを演じた福山は、「いいなと思いました。自分でも見たことがない感じだったので、これは監督ありがとうございますという感じでした」と満足げ。相棒を演じた二階堂も「今までは自分の中に筋を作るキャラクターが多かったけど、今回はそういうものがないまま現場に入り、その時その時に起きたことを感じながら演じる役柄だったので、すごく新鮮で楽しかったです」と撮影を振り返った。
福山と二階堂のコンビは撮影中も相性が良かったそうで、福山が「どんなお芝居やセリフも二階堂さんがすべて受けて止めてくれて、自由にやらせてくれたのでやりやすかったです」と感謝すると、二階堂も「ありがとうございます。うれしいです」とはにかみつつ、「この現場に入ってから福山さんという素敵な大先輩とご一緒させていただいて、この方のためにという気持ちで現場に行っていたので、素敵なコンビが嬉しかったです」と恐縮していた。
もうひとりの副編集長・馬場を演じた滝藤は駆けるシーンで肉離れをしながら撮影したエピソードを紹介し、「走れなくなりましたけど、帰してはくれなかったです。(監督が)撮れるだけは撮るということで、カメラマンさんとバギーに乗って上半身だけ(走る演技を)やっていました」と苦労を紹介。情報屋のチャラ源を演じたリリーは「俺、映画で初めてのキスシーンだったけど、あの後ロケバスで2時間くらい泣きましたからね」と笑いを誘った。
イベントの後半では映画にちなんで自身のスクープを暴露するコーナーも。福山は黒柳徹子とメールアドレスを交換したことを切り出し、「インスタも始められたし、そんな話題もしながら割とメールも送らせていただいていています」と告白。どよめく観客を前に嬉しくてしゃべっちゃいました」と笑顔をみせていた。(text&photo:中村好伸)
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