人気若手俳優・間宮祥太朗の映画初主演作で、2004年9月に福岡県大牟田市で発生した強盗殺人死体遺棄事件、通称「大牟田一家4人殺害事件」を映画化した『全員死刑』。この作品の大ヒット舞台挨拶が11月30日にテアトル新宿で行われ、間宮をはじめ毎熊克哉、藤原季節、小林勇貴監督が登壇した。
間宮は「こんな遅い時間にもかかわらず、今日は見に来ていただいてありがとうございます。今日は本作で初めて藤原季節も一緒に舞台挨拶ができて嬉しいです。急きょ来てくれて(藤原が手作りで小道具を作ったのに対し)控え室で何か作りはじめたので何が起こるかわかりませんが一緒の舞台挨拶が楽しみです」と挨拶。
毎熊も「上映して2週目でこんなにたくさんのお客さんが来てくれて嬉しいです。彼(藤原)を楽しみにして下さい(笑)」と話を振り、藤原はマイクをポケットから出そうとするも代わりにバナナが出てくる中、「みなさんこんにちは。あっ、バナナだった(笑)。『全員死刑』ユーザーのみなさん、今日はよろしくお願いします」と話した。
また、このメンバーでの舞台挨拶について聞かれた間宮は「今までは(藤原)季節のエピソードがたくさんあるのにいないところでは話しづらくて、寂しくて一緒に喋りたいと思っていたので、今日は本当に嬉しいです」とコメント。
そう振られた藤原は、印象に残っているシーンについて「祥ちゃん(間宮)が僕をぶっ殺(さら)うところですね。殺されることより祥ちゃんが鬼の様な顔をしていて、それが怖かったですね。それであの顔をしていました」と振り返った。
これに対し藤原は「あれから狭くて暗いところがトラウマなんですよね(笑)。撮影の時にトランクに入り、僕が『開けてって言ったら開けてくださいね』って言ってたのに誰も気付いてくれなくて。祥太朗だけが気付いて開けてくれて。撮影終わりに『ゆっくり休めよ』って優しく声かけてくれて。その時にやっぱちょっと好きになりましたね(笑)」と答えた。
続けて毎熊は「確か、その時にチョコレートを持ってきてくれたんだよね?」と明かすと、藤原は「そう、祥ちゃんがお茶を持って来てくれたり、チョコをくれたり。僕はそのチョコを絶対なくさないように持っていようと思ったんだけど、でも2日くらいでなくしました(笑)」と語り、間宮は「なんの話だよ(笑)。(藤原を殺す役なので)優しくしてチャラにしようと思ったのかもしれないですね」と答えていた。
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