Netflixオリジナル映画『ブライト』のジャパンプレミアが12月19日に六本木ヒルズアリーナで行われ、来日したウィル・スミス、ジョエル・エドガートン、ノオミ・ラパス、デヴィッド・エアー監督が出席した。
本作は人間とさまざまな種族が共存しているもう1つのロサンゼルスを舞台にしたアクション映画。人間のウォード(ウィル)と怪物オークのジャコビー(ジョエル)の警察官コンビが、巡回中に謎の少女と魔法の杖に出会ったことで、地球の運命をも左右する大きな事件に巻き込まれていく様を描く。
この日はレッドカーペットでファンサービスを行った後にステージでトークイベントを実施。スモークがたかれたステージに登場すると、まずはエアー監督が「Netflixが今まで製作した中で一番規模の大きな作品で監督をつとめさせていただいて光栄です。アクションもユーモアもたっぷりだけど、クリーチャーもいて魔法もある世界観がすてきなんだ」と見どころをアピール。
謎めいたエルフを演じアクションにも挑戦したラパスは「もともと武術が大好きで、10代からやっていたのでスタントもアクションもすべて自分でこなせるようになるのが目標です。なので、とても楽しい現場でした」と回顧。劇中ではスミスを相手に格闘シーンもあるそうで、「いつもはケガをしてしまう性質だけど、今回はウィル・スミスさんが戦いながら同時に私を守ってくれて。倒れる時にも彼が下になってくれたりしたので、ケガもなく大丈夫でした」と彼の優しさを振り返った。
スミスとバディを組むオークを演じたエドガートンは「毎回メイクに3時間かかるのも大変だったけど、ウィル・スミスを相手にしないといけないのがもっと大変だったよ。もちろん、すばらしいキャラクターを演じさせてもらえて光栄だったよ。例えウィルと一緒に仕事をしないといけなかったとしてもね」とユーモアたっぷりに毒を吐き、スミスと顔を見合わせて爆笑。
主演のスミスはトークの合間に何度も「うぉー!」とテンション高めに叫んで会場を盛り上げ、「この映画の中の社会ではエルフが一番階級が上で、オークが一番下、人間は中間なんだ。僕が演じたのは警官だけどオークに対して偏見をもっていて、ダークだけどだんだんと友情が芽生えていく話だよ」と解説。
また、ラパスとエドガートンは今回が初来日。ラパスが「日本に来るのが初めてだったので、とても嬉しいです」と喜びを語ると、エドガートンも「身内が5年ほど日本に住んでいたことがあるし、姪には日本人の血が流れているんだ。僕が育ったところとも異なる文化で、ずっと来たいと思っていたので興奮してるよ。やっと誰かに呼んでいただけたことが嬉しいよ」と感激。スミスの来日は今回14回目で、昨年夏の『スーサイド・スクワッド』以来。本作のプロモーションのためのワールドツアー最終地が日本で、スミスは「最高の地を最後に残しておいたんだ。とても興奮してるよ」とファンの歓迎に応えていた。
Netflixオリジナル映画『ブライト』は12月22日より配信開始となる。
(text&photo:中村好伸)
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