映画『アリータ:バトル・エンジェル』クリエイターズセッションが2月15日にYouTube Space Tokyoにて開催され、来日中のローサ・サラザール(アリータ役)、クリストフ・ヴァルツ(イド役)、ロバート・ロドリゲス監督、プロデューサーのジョン・ランドーが出席した。
・『アリータ:バトル・エンジェル』クリエイターズセッション、その他の写真
本作は、木城ゆきとのSFコミック「銃夢」を、巨匠ジェームズ・キャメロンが製作・脚本、ロバート・ロドリゲスが監督をつとめ実写映画化。26世紀の未来を舞台に、強大な戦闘能力を持つサイボーグ少女アリータが、失われた記憶を求める旅をしていくなかで“心”を宿していく姿を描く。
この日は、人気バーチャルYouTuberのキズナアイがホスト役として司会をつとめ、そのキュートなルックスに、オスカー俳優であるヴァルツをはじめサラザールやロドリゲス監督は大興奮。
ヴァルツは、キズナアイに向かって「婚約していますか?」と問いかけ、キズナアイは「してくれるんですか?」と逆質問するなど会場は大盛り上がり。サラザールも「オー! キュート」と雄叫びをあげると「あなたと付き合いたいわ。どうしたらそちらへ行けるの?」と興味津々でキズナアイを見つめていた。
今回が初来日となったヴァルツとサラザール。ヴァルツは「35年間ずっと東京に来たかった。このメンバーで来ることができてとても嬉しい」と笑顔を見せると、名優として作品ごとに違う顔を見せる演技力について「人間にはいろいろな側面がある。明るい部分もあれば暗い部分もある。私が意識しているのは、見ている人の想像力を邪魔しないようにすることなんだよ」と極意を語る。
一方のサラザールは、パフォーマンス・キャプチャーによる演技で、アリータという少女を作り上げたことに「最初見たときはびっくりしました。CGIのアリータは車で、私はドライバーという感覚。私の魂のすべてを注入しました」と胸を張った。
ロドリゲス監督は「ハリウッド映画に携わるためにはどうしたらいいか」という質問に「自分はハリウッド映画の制作者だという認識はない」と語ると「ハリウッドには多様性が足りない。今ある既存のものにつくのではなく、自分自身でハリウッドを作るためにはどうしたらいいかを考えるべきです」と熱いメッセージを送っていた。
『アリータ:バトル・エンジェル』は2月22日より全国公開となる。
(text&photo:磯部正和)
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