脱獄映画の金字塔として映画界に燦然と輝く『パピヨン』を、45年ぶりにリメイクした『パピヨン』の予告編と本ヴィジュアルが解禁となった。主人公パピヨン役を『パシフィック・リム』のチャーリー・ハナム、相棒ルイ・ドガ役を『ボヘミアン・ラプソディ』で第91回アカデミー賞主演男優賞を受賞したラミ・マレックが演じる。
本作は、作家アンリ・シャリエールの壮絶な実体験をもとにした終身刑囚パピヨンの13年に及ぶ命をかけた脱獄を描いた作品。1973年に公開された『パピヨン』は、スティーヴ・マックイーンとダスティン・ホフマンの2大スターが共演。『猿の惑星』などの名匠フランクリン・J・シャフナーが監督し、ハリウッドの異端児と呼ばれたダルトン・トランボが脚本を担当していた。今回、リメイク版でメガホンをとるのは、19世紀のデンマークの田舎に暮らす、ある農家を主人公とした人間ドラマ『氷の季節』で高い評価を受けたマイケル・ノアー監督。
解禁となった予告編は、パピヨンが恋人ネネットと甘いひと時を過ごしていると、突然やってきた警察に殺人という身に覚えのない容疑をかけられ逮捕されるシーンから始まる。罠にハメられたと気づき、脱獄をネネットに打ち明けるパピヨン。だが、彼は周囲を海で囲まれた脱出不能の島「悪魔島」に送られてしまう。そこは人権を剥奪された囚人たちが、過酷な強制労働を強いられる地獄のような場所だった。
パピヨンは、生き残るための脱獄計画を実行に移すには金が必要であることを知り、偽札作りの天才ルイ・ドガを仲間に引き込む。だが、その前に悪魔のような看守たちが立ちふさがる。絶望と死が支配する場所で、自由と希望を求めて足掻くパピヨンとドガの2人は、やがて奇妙な友情で結ばれてゆく。
『パピヨン』は6月21日よりTOHOシネマズ シャンテほかにて全国公開となる。
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