妻夫木聡と豊川悦司がW主演! 異国の地を舞台にした孤独な男たちの運命が交わるノワールサスペンス『パラダイス・ネクスト』の公開が決定し、予告編とメインビジュアル、場面写真が解禁となった。
本作は、全編台湾ロケで挑んだ野心作。妻夫木が台湾へ逃げてきた男・牧野、豊川が台湾に身を隠すヤクザの島、そんな2人の運命の女性であるヒロインに、『黒衣の刺客』でも妻夫木と共演した台湾の人気女優ニッキー・シエが扮する。ほかに、映画『目撃者 闇の中の瞳』主演のカイザー・チュアン、台湾を代表するマルチタレントのマイケル・ホァン、『アウトレイジ 最終章』の大鷹明良が脇を固め、ホウ・シャオシェンやジャ・ジャンクーなど名匠たちの映画音楽で知られる半野喜弘監督がメガホンをとる。テーマ曲を坂本龍一が手がけている。
世間から身を隠すように台北で生きる男・島(豊川悦司)の前に、突然お調子者でなれなれしい男・牧野(妻夫木聡)が現れる。牧野は初めて会う島の名前を知っており、島が台湾にやって来るきっかけになったある事件のことを知っているという。その牧野が何者かに命を狙われていることを知った島は、追手から逃れるため牧野を連れて台北から花蓮へ向かう。花蓮に辿り着いた2人の前に、シャオエン(ニッキー・シエ)という女性が現れる。この運命の出会いによって、牧野と島の閉ざされた過去が明らかになり、2人の逃避行は楽園を探す旅へと変わっていく。
台湾の異国情緒あふれる中、妻夫木演じる牧野と豊川演じる島という、互いに闇を抱えながら生きる男2人の姿が、坂本龍一の美しく芳醇な音楽に彩られながら描かれていく。「死ぬの、怖い。俺は怖いよ」と口にし、泣き出してしまう牧野。そしてラスト、島に向かって牧野が「島さん、楽園って本当にあると思う?」と尋ねるシーンで幕を閉じる。はたして、彼らの逃避行はどんな結末を迎えるのか?
『パラダイス・ネクスト』は7月27日より新宿武蔵野館ほかにて全国順次公開となる。
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