アリシア・ヴィキャンデル、小林直己を「ストーリーを目で語れる」と称賛
オスカー女優のアリシア・ヴィキャンデルが10月29日、六本木アカデミーヒルズで行われたNetflix映画『アースクエイクバード』の記者会見にEXILE、三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBEの小林直己、ウォッシュ・ウェストモアランド監督とともに出席。共演した小林を「ストーリーを目で語れる」と称賛した。
・アリシア・ヴィキャンデル、小林直己ら、『アースクエイクバード』記者会見その他の写真
本作は、英作家スザンヌ・ジョーンズの同名ミステリー小説を原作とする心理サスペンス。1989年の日本を舞台に、友人殺しの容疑をかけられる外国人女性ルーシー・フライ(アリシア・ヴィキャンデル)らの心理を描写する。製作総指揮は、『ブレードランナー』(82年)や『エイリアン』シリーズで知られるリドリー・スコットがつとめる。
ヴィキャンデルは開口一番、日本語で「日本に戻って来られて、本当に嬉しいです」と挨拶。「完成品を見たとき、すぐに監督に電話をかけて『とても印象的な映画になっている。西洋では見たことのない気持ちにさせてくれる。こんな映画は初めて』と伝えました」と本作の出来をアピールした。
また「短い日本語を使うだけでもすごくナーバスになったので、どれくらい大変だったか想像に難くないと思います」と笑いつつ、日本語での演技に言及。「(舞台が)東京の設定なので、全員が英語で喋るのは不自然。シーンごとに『ここは英語がいい』『ここは日本語がいい』と細かくディスカッションしました。(自身の役は)自分の国を捨てて、新しい国で自分の根を張ろうと覚悟している役なので、日本語はできるだけ上手くしゃべれないといけなかったんです」と苦労を吐露。他方、「完全に日本に住んで、仕事をして、日本を体験できて嬉しく思います。色んな人々に出会って友だちになりました。今ハマっている大好きなおそばを食べに行くという素晴らしい冒険もたくさんしました」と笑顔をのぞかせた。
小林は、自身が演じた日本人カメラマン禎司のキャラクター造形のプロセスを解説。「普段(芸能人として)撮られることが多いですけど、『禎司にとってのカメラはどんな存在だろう?』と考えました。おそらく、僕にとってのダンスみたいなものかな。自分の心のうちを表現するときに、一番フィットしているもの。なので、ダンスとこれまで向き合ってきたように、カメラと向き合う時間が必要だと思って、撮影が始まる5ヵ月くらい前から、同じ1980年代モデルのオリンパスのカメラを買って、東京の街を撮りました。当時はフィルムカメラですので、自分で現像してプリントして『自分は何を撮りたいのか』、そして『禎司は何を撮りたいのか』を探り、禎司という人間と自分がリンクするところを見つけていきました」と話した。
『アースクエイクバード』は11月15日よりNetflixにて配信となる。
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