映画『アナと雪の女王2』大ヒット記念イベントが、12月2日にTOHOシネマズ 日比谷にて行われ、日本語吹替版声優でエルサ役をつとめた松たか子とアナ役の神田沙也加が登壇した。劇中で姉妹を演じた2人は、神田が松を「姉さん」と呼ぶなど、映画の外でも姉妹のような仲の良さを披露した。
来場者の中にはすでに5回以上本編を鑑賞した観客もいるなか、ステージに登場し挨拶した2人は「私たち、完成した映画を見る時間がなくて。とある映画館で、さっき見てきました」と姉妹そろって先ほどやっと本編を見られたことを明かした。
本作の魅力について松は「絵の美しさの中にも、どこか寂しさがあるというか。明るいだけでなく影のあるムードがあって。そこが楽しんでもらえる要素なのかな」と話し、神田は「本作に登場するのは完璧な人間ではなくて、自分の殻に閉じこもってしまったり、アナの場合はいびきをかいたり(笑)、等身大で人間らしいキャラクターだということ。そして前作は冬でしたが、本作は秋の描写で、自然の美しさが増している」とキャラクターの描写とアニメーションの美しさの両面をアピール。
本作の見どころである楽曲について、初めて聴いた時の印象を、松は「まだ作るんだ!っていうか(笑)。前作のあれ(“Let It Go”)がありながらもう一度作り出すのはすごいな」と回想。松より先に楽曲を聴いた神田から、すぐに連絡をもらったそうで、「姉さん、ヤバイですと(笑)。『(オリジナル版のエルサを演じる)イディナ(・メンゼル)が限界を超えてます』と言われて、『イディナの限界は私のなんなんだ!?』と」と前作に続き、また前作があるからこそ、歌の吹替にはプレッシャーがあったようだ。
作品にちなみ、「これから新しく踏み出したいこと」という質問に、「ひとりっ子で、なんでも一人でできる」という神田は「ひとりディズニーリゾート」に挑戦してみたいと回答。隣の松は「(神田が)時間をくれたのに何も思い浮かばない……慌てない心を身につけたい、ですかね。神田さんのような」と答え、常に冷静な“妹”を羨んだ。
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