「侍ジャパン」稲葉篤紀監督、東京オリンピックへ「金メダルをとって皆さんと喜びを分かち合いたい」
映画『侍の名のもとに〜野球日本代表 侍ジャパンの800日〜』完成披露試写会が1月30日にTOHOシネマズ日比谷で行われ、野球日本代表「侍ジャパン」の稲葉篤紀監督が登壇した。
本作は、2017年7月31日に稲葉氏が野球日本代表・侍ジャパントップチームの監督に就任してから800日、チーム専属カメラが完全密着し、知られざる侍ジャパンの裏側を追ったドキュメンタリー映画。チーム編成や戦略・采配を中心としたミーティング、海外視察、そして10年ぶりの世界一に輝いた「2019WBSCプレミア12」をはじめとした数々の国際試合を経験してきた侍ジャパンの内情が描かれる。
・映画『侍の名のもとに〜野球日本代表 侍ジャパンの800日〜』完成披露試写会、その他の写真
この日、初めて一般の観客向けの試写会に稲葉監督は「スポンサー向け試写とは違い、空気が今日の方が柔らかいね」とジョークを交えつつ「たくさんの映像を撮ってもらっていたので、映画が完成する前はどんな編集でどんな内容になるのだろうかと楽しみでした」とコメント。
800日間もの密着取材には最初こそ「カメラがずっと密着していることに違和感がありました」と思ったそうだが、「メンバー会議にも入っていたし、練習時にもベンチにカメラがいたりして。でも、撮影隊の方々もメリハリのある密着をしてくれたので、今は撮っていることが気にならないくらいです」とすっかり慣れた様子。
映画の見所には「3回泣けます!」と話し、「選手の何気ない一言、ブルペンや試合中の選手のやり取りなどの舞台裏は初めて見てグッときました」と自身も感動したという。中でも、2019WBSCプレミア12での侍ジャパン優勝場面や稲葉監督の号泣場面も映されており、稲葉監督は「あのときはヘッドコーチから『泣くのが早いよ、オリンピックで勝ってから泣こうよ』と言われました。オフシーズンにも関わらず準備をしてくれた選手の喜ぶ姿や、忙しい中でチームのために尽力してくれたコーチの姿を見たらグッときました」と涙の理由を振り返った。
イベントの最後には東京オリンピックへの意気込みも語り、「今年の日本はオリンピックイヤー! 金メダルをとって皆さんと喜びを分かち合いたいです。僕自身、オリンピックまでの半年間を悔いのないように準備してきたいです」と気合いを入れていた。
映画『侍の名のもとに〜野球日本代表 侍ジャパンの800日〜』は2月7日から2週間限定公開となる。
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