伝説は今日から始まる！小柳友、宮野真守らが『ウルトラマンゼロ』初日舞台挨拶

2010.12.24

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ウルトラマンシリーズ45周年を記念して作られた『ウルトラマンゼロ THE MOVIE 超決戦！ベリアル銀河帝国』が12月23日に公開となり、キャストの小柳友と濱田龍臣、土屋太鳳、声優をつとめた宮野真守、アベユーイチ監督が新宿ピカデリーで初日舞台挨拶を行った。

『ウルトラマンゼロ』初日舞台挨拶の写真
 ［動画］『ウルトラマンゼロ』初日舞台挨拶

別の宇宙に暮らす少年を演じた濱田は客席を見回し、「公開初日にこんなにたくさんの人が来てくれるとはまったく思っていなかったので本当に嬉しい」と満面の笑み。惑星エスメラルダの女王エメラナ姫を演じた土屋は「今日はとっても嬉しい」と言った後、しばし言葉に詰まり、「胸がいっぱいになってしまって」と感極まった様子だった。

また、ウルトラマンゼロの声を担当した宮野は、映画鑑賞後の観客に「どうでしたか？」と質問。客席から返ってきた大きな拍手に満足した様子で、「僕も、こんなに格好いい映画は久しぶりだと感動しました。ヒーローってこうあるべきだと思いました」と興奮を伝えた。

一方、45周年作品の監督という大役を担ったあべ監督は「45周年だからこそ新しいものを、さらに広がる夢を、という高い志を持ち、いろんなところにこだわりました」と胸を張った。

撮影中の様子については「グリーンバックで撮影していたので、映画を見て初めて『ウルトラマンだったんだ！』と感動しました（笑）」と小柳。また印象に残ったシーンについては「ラストの方で岩の上に座っているというシーンがあるのですが、虫の量が半端じゃなくて（笑）。羽音がうるさいのですが、虫がイヤで動いてしまってNGになるのはイヤだったので、動かないようにしました。俺はウルトラマンなんだし、虫なんかに負けてる場合じゃないなと思って」と振り返った。

和気あいあいとした雰囲気が漂うこの日の会見。特に濱田を要所要所で優しくフォローする小柳の姿が印象的で、司会が「仲良しですね」と聞くと、小柳は「僕はそう思っているんですけど、（濱田）龍臣くんはどう思っているか分からないのですが」とコメント。濱田はすかさず「仲良いです！」と笑顔で肯定していた。

この日は悪役のカイザーベリアルが登場し暴れるも、ウルトラセブンとゼロに撃退される場面も。またサンタクロース姿のウルトラマンも登場し、客席の子どもたちを喜ばせていた。

映画については「家族の絆や友だちとの信頼など、大切にしたいことが描かれているので、色んな方に見ていただきたい」と土屋。

最後の挨拶で小柳は、「（ウルトラマンゼロを演じた）僕と、（ウルトラマンゼロの声を担当した宮野さんとウルトラマンゼロ──3人が揃ったのは今日が初めて。3人で作り上げたゼロをお見せできて本当に嬉しい。伝説は今日から始まります。ぜひこの映画を全国の方々に見ていただければ」と客席に呼びかけていた。