本年度のアカデミー賞で最多11部門にノミネートされている『ヒューゴの不思議な発明』。この映画のプロモーションのためマーティン・スコセッシ監督が5年ぶりに来日し、2月16日にザ・リッツ・カールトン東京で行われた記者会見に臨んだ。
会見には1月5日に長男を出産後、初の公の場出席となる小雪も花束を持って祝福に駆けつけた。バックステージで監督に挨拶をしたという小雪は、本作を「お子さんと一緒に見に行く方もデートで楽しむ方も、年齢を問わず、現実の世界を忘れてスコセッシ監督の魔法の世界に陶酔できる映画」と絶賛。
それを受け、スコセッシ監督も「私もこの映画が子ども向けの映画になってしまうかなと思ったこともあったが、実際に作品を手がけ始めると、そうではなく、誰でもが楽しめる作品であると気づいた。年齢で言うと7歳から108歳くらいまで」と話し笑いを誘った。
また、アカデミー賞11部門にノミネートされたことについては「大変コーフンしています」とコメント。続けて、現在12歳になる娘がいることを明かすと、「年を取ってから子どもをもうけると、いろいろな経験をします。子どもの考え方とか視点、娘の友人たちからも影響を受けるのです」と、この映画がこれまでとはタイプが異なる個人的な作品であると語り、「妻から『1度でいいから娘のために作品を作ってみたら』と言われた」と振り返っていた。
さらに、主人公のヒューゴを自分に投影させているのかという質問には「最初気づいていなかったが、妻とプロデューサーから指摘されて気づいた」と回答。
少年時代の映画との出会いについては「3歳の頃からぜんそく持ちで、スポーツもやっちゃだめだし、植物には近づいてはいけないし、動物との接触もだめと言われた。私が育った地域は労働者階級のエリアで、読書の習慣がなかったので映画を見に行った。父と一緒に映画を見に行ったことで、父との絆が生まれたこともヒューゴというキャラクターに反映されていると思う」と語っていた。
『ヒューゴの不思議な発明』は3月1日よりTOHOシネマズ有楽座ほかにて全国公開となる。
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