映画『桐島、部活やめるってよ』の初日舞台挨拶が8月11日に新宿バルト9で行われ、神木隆之介、橋本愛、大後寿々花、東出昌大、清水くるみ、山本美月、松岡茉優、落合モトキ、浅香航大、前野朋哉、鈴木伸之、太賀と、吉田大八監督が登壇した。
観客が総立ちになるという、日本では珍しいスタンディングオベーションで迎えられたキャストたち。神木は「舞台挨拶で(観客に)立っていただけるというのは初めての経験なので、すごく感動しております」と挨拶。感極まって目にいっぱいの涙をためていた橋本は「会場に入ってきて、目に見えた光景が人生で初めて見たものだったので、戸惑ってしまって。こんなにたくさんの方々にこの映画を楽しんでもらえて、最高に幸せです」と言葉を詰まらせながらお礼を述べていた。
この日はプロデューサーの佐藤貴博がインフルエンザのために欠席。代わりに司会が佐藤から登壇者1人ひとりに宛てたメッセージを読み上げる演出も。
沙奈役を演じた松岡には「この映画、最大の悪役を引き受けてくれて本当にありがとう。泣きたいこともたくさんあっただろうけど、涙も我慢して、最高にイヤな女を演じきってくれた松岡を僕は尊敬しています」というメッセージ。
飯田梨紗役の山本には「初めての映画で、学校一の人気女子を演じるプレッシャーは大変なものだったでしょう。リハーサルも一番過酷だったはず。それでも負けずに吉田監督に必死に食らいついて完璧な梨紗を作り上げてくれました」。
宮部実果役の清水には「くるみちゃんのことをいつも泣き虫と言ってしまうけど、それは褒め言葉なんですよ。誰よりも感受性が強くて深い。だからこそ溢れる涙は温かい。その涙はあなたの宝です」。
沢島亜矢役の大後には「小さい頃から役者として数々のキャリアを積んできた寿々花ちゃん。それでもいつも新鮮で素直な気持ちで役に取り組んでいる姿は、とても清々しかったです」と、それぞれに向けられた心のこもったメッセージに、女優陣はみな、涙ぐんでいた。
そうしたなか、誰よりも涙を浮かべたのは東原かすみ役の橋本。「あなたは天才肌の人だと思っていました。でも、実際には悩んで、苦しんで、必死に演じている。その姿を見て、より好きになったし、感動しました。芝居は上手とか下手とかでなく、見る人の心に届くかどうかだと思います。あなたの芝居は必ず見ている人の心に届きます。スクリーンに映るあなたを、ずっと見ていたいと思わせてくれますから。そして何より橋本愛がこの現場を、この作品を大事に思ってくれていることが僕は本当に嬉しいんです。僕もこの現場が、みんなが大好きだから」と読み上げられると、橋本は「これ、何なんですかね? こんなの初めてですし」と涙をこらえながらコメント。
が、実は佐藤プロデューサーがインフルエンザというのは真っ赤なウソで、突如として暗転すると、劇中でゾンビに扮した映画部員たちと一緒に登場。自身もゾンビメイク姿の佐藤は「この映画は衝撃のクライマックスが待っているんです。僕がインフルエンザというのはウソです、ごめんなさい」と謝ると、橋本は「本気で心配したのに」と半泣き状態になっていた。
最後に神木は「今まで舞台挨拶をやらせてもらってきて、こんなに楽しくて、こんなに感動した舞台挨拶は初めてです」と話し、泣いて笑っての舞台挨拶は終了した。
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