菅野美穂、初共演の堺雅人の印象は“草食系”ならぬ“植物系”!?／『大奥』初日舞台挨拶

2012.12.23

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左から金子文紀監督、柄本佑、宮藤官九郎、尾野真千子、堺雅人、菅野美穂、西田敏行、要潤、椿鬼奴

男女の役割が逆転した江戸時代の大奥を舞台にした『大奥〜永遠〜［右衛門佐・綱吉篇］』が12月22日に公開となり、丸の内ピカデリーで行われた初日舞台挨拶に堺雅人、菅野美穂、尾野真千子、柄本佑、要潤、宮藤官九郎、西田敏行、椿鬼奴、金子文紀監督が登壇した。

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大奥の権力者である大奥総取締に上り詰めていく右衛門佐（えもんのすけ）を演じた堺は「1年前のちょうど寒い時期の撮影でしたが、見終わった後にみなさんの心に温かいものが残ればいいなと思っております」と挨拶。将軍綱吉を演じた菅野は、ファンから掛け声がかかると「うん、苦しゅうない」と将軍ばりの言葉で応じて笑いを誘っていた。

本作では、多くの出演者が“初共演”をはたしたそうで、共演前と後の印象を尋ねる質問も。菅野の印象を聞かれた堺は「作品ごとに顔を変えられる懐の深い女優さんだと思っていたのですが、実際に共演してそれ以上に懐が深く、ひと言では言い表せない女優さんだと思いました」と絶賛。菅野は、堺について「お会いする前は穏やかでニコニコしている“草食系男子”のイメージだったんですけど、共演させてもらって、草食系とはまた違う“植物系男子”だなと思いました」と評し、堺からは「格下げですか？」と突っ込まれていた。

また、尾野は菅野について「じっと顔を見る芝居が多かったんですけど、堺さんが仰った通り顔がコロコロ変わりまして。ちょっとポッとなりました」と明かすと、菅野からは「アリガト」と息もぴったりの返事が。

映画の冒頭で堺とのラブシーンを演じた椿は「今まで共演した女優さんといえば、オアシスの2人や森三中の黒沢かずこさん」と語り笑わせると、堺については「ステキだろうと思っていたんですけど、その上をいくステキさ。1日だけの撮影だったんですけど、最初にお会いしたときと途中と最後で、どんどんステキさが上回りました」と述懐。宮藤も堺について「穏やかな人だと思っていたんですけど、（控え室など）裏で喋っている雑談のときのテンションが高いんですよね」と意外な一面を披露していた。

そうしたなか西田は「堺さんとは2人で対峙するシーンがあったんですけど、こいつはジュード・ロウだと思いましたね」とコメント。「そのときは、僕もちょっとデ・ニーロみたいな気持ちでいたんですけど」と続け、会場を沸かせていた。