累計295万部を突破したいくえみ綾の最高傑作「潔く柔く」を映画化した『潔く柔く きよくやわく』。この映画の完成披露舞台挨拶が9月18日に東京国際フォーラムで行われ、長澤まさみ、岡田将生、高良健吾、波瑠、中村蒼、新城毅彦監督が登壇した。
ある出来事がきっかけで15歳から恋ができなくなってしまった主人公の瀬戸カンナ役を演じた長澤は「私は元々、この『潔く柔く』という作品の大ファンで、まさか自分がカンナを演じることになるとは思ってもみなかった。作品が好きなだけに演じることがプレッシャーで、私にできるかなと思っていたのですが、現場のスタッフや共演者のみなさんに支えられ、最後まで演じきることができました」と挨拶。
大人になったカンナと運命的に出会う、もう1人の主人公・赤沢禄役を演じた岡田は「今日は一般向けに見てもらうのが初めてらしいので、どう見られるか心配ですが、厳しい目であまり見ないでいただきたいと心の底から思ってます」と客席に話しかけていた。
カンナの幼なじみの春田一恵役に扮した高良は「今26歳なんですけど、この映画で15歳の役をやらせていただき、ちょっとあの頃に戻れたような感じがして、とても楽しかったです」と語ると、カンナの高校時代の友人・川口朝美役の波瑠は「(長澤同様)私もこの映画の出演が決まる前から『潔く柔く』というマンガを読んでいて、とてもステキな作品だなと思っていたので、出演が決まったときには本当に嬉しかったです」と話していた。
また、カンナの高校時代の友人・真山稔邦役の中村は「僕も高校生を演じましたが、(これまでに)何度かご一緒した方が(共演者に)いて、とても楽しく撮影できました」と振り返り、新城監督は「今回はいくえみ先生の初の映画化ということで、かなりプレッシャーがあったんですけど、あまり余計なことを考えずにシンプルにやろうと思った」と話していた。
本作では、高良演じる15歳の春田の思いが、長澤演じる15歳のカンナには届かないなど、届けられなかった切ない思いが物語の大きな柱となっている。そのことに因み、それぞれに「これまで誰かに伝えられなかった思い」を尋ねる質問が。
高良は「高校の卒業式で、なぜかみんなの前で挨拶しなくちゃいけなくなっちゃって」と切り出すと、そこで頭が真っ白になったそう。「みんなの前に立った瞬間、ポケットに手を突っ込んで、『いや、まあ、楽しかったけども』みたいな感じで、ふてくされちゃった。本当はすごく『ありがとう』って言いたかったんですけど」と素直になれず、思わず格好つけてしまった自身の失敗談を披露。
一方、長澤は「高良さんの言ってたことで今思い出したんですけど」と言いつつ、「私も芸能界に入って(所属)事務所のみなさんに挨拶する場があって、そこで『これからよろしくお願いします』と言わなければいけなかったんですけど、緊張で何を言っていいかわからなくなっちゃって、泣き出したことがありました。ちゃんと大きい声で『よろしくお願いします』と言えてたらなぁ」と、当時の自分を振り返っていた。
『潔く柔く きよくやわく』は10月26日より全国公開となる。
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