公開まであと5日間に迫った映画『ゲノムハザード ある天才科学者の5日間』のカウントダウンイベントが1月20日に六本木ヒルズ クラブルームIで行われ西島秀俊、真木よう子、伊武雅刀、キム・ソンス監督が登壇した。
・『ゲノムハザード ある天才科学者の5日間』のカウントダウンイベント、その他の写真
同作は、第15回サントリーミステリー大賞読者賞に輝いた司城志朗による「ゲノムハザード」(小学館文庫)を原作とした作品。西島扮する主人公の科学者・石神武人(いしがみ・たけと)は、何者かに記憶を“上書き”されてしまう。一体誰が、その記憶を奪い取ったのか? 警察を騙る男たちに追われながら彼が、5日後にすべての記憶が消えるその前に、真実に辿り着くことができるかが描かれていく。
ほとんどのシーンでスタントなしでアクションや危険なカーチェイスに挑戦したことを聞かれた西島は「ガラスでできた屋根を登ろうとして落ちかけるシーンを六本木で撮りましたが怖かったですね(笑)。下が墓地なんですよ。たまたまなんですけど」とニッコリ。
続けて「個人的に、ある程度危ないアクションを自分でやらないと、観客のみなさんがドキドキしないんじゃないかと思っていて、できるものなら全部自分でやりたいとお願いしたら、結構やらせていただいた。怖かったですけど、結果的にすごいカットがたくさん撮れたので満足しています。やっぱりカーアクションとかはなかなかできないので。僕自身が運転もさせてもらった。じゃあ、そこ乗り上げてと歩道に乗り上げることを簡単に指示されたんですけど(笑)、本作で僕自身がいろいろなことに追い立てられていたので切羽詰まっていますが、その感情がフィルムに映っていると思います」とアピール。
今回この映画に出たいと思った決め手を聞かれた真木は「すごく入り組んだストーリーで、初めは脚本読んでも、何が何だかわからなかったんですけど(笑)。日韓合作でということで、日本のチームではない違うところで挑戦してみたいなというのが一番にあったのでお引き受けしました」と答えた。
また、物語にちなみ、記憶がすべて消えることになってしまったら、これだけは残しておきたいと思う記憶は?という質問に、ソンス監督の答えは「この瞬間です!」といういうもの。この答えに司会が「すてき」とつぶやくと、この次に答えなければならない西島は笑いながら「絶対用意してましたよね」とコメント。自身は「自分が俳優であったことをなんとか覚えていたい。現場が好きなので、記憶がなくなっても現場にいたい、俳優で居続けたいです」と話した。
同じ質問に真木は「やっぱり家族ですね。家族のことだけは覚えていたいです」と答え、伊武は「この世に生を受け、いろいろなモノを見て、一番産まれてよかったなと思う時期が3〜5歳ぐらいだと思うんです。そのときの記憶が一番いいんです。まだ何も知らず無垢で、その時期を残しておきたいなと思います。
また、誰の記憶を上書きされたいか?という問いかけに西島は「パッと思い浮かんだのはタモリさん。本当にステキで、でもやっぱり、底知れない方だなという印象。ぜひ記憶を上書きさせていただけるなら、タモリさんの記憶にさせてほしい」と答え、笑いを誘っていた。
『ゲノムハザード ある天才科学者の5日間』は1月24日よりTOHOシネマズ 六本木ヒルズほかにて全国公開となる。
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