『勇者ヨシヒコ』シリーズや『コドモ警察』など、ゆる〜いテイストが魅力の福田雄一監督が手がける、女子5人による戦隊ヒーローコメディ『女子ーズ』。この映画のプレミア試写会が5月21日に有楽町朝日ホールで行われ、女子ーズの面々を演じた桐谷美玲、藤井美菜、高畑充希、有村架純、山本美月と、佐藤二朗、福田監督が登壇した。
生真面目な性格から女子ーズのリーダーとなるレッド役を演じた桐谷は「最初にお話をいただいたときに、えっ、女子だけで戦隊モノ? どうなるんだろうっていう不安がちょっとあったんですけど、完成したものを見たら、本当に面白いものができたので、今日は最後まで楽しんでみてください」と挨拶。
かなりギャルなブルー役の藤井は「昨年3月に撮影してから、女子ーズのことを話したくて、ずっとウズウズしてたので、今日は初めてお客様に見ていただけるのがすごく嬉しいです。女子ーズはシュールな視点で、女子の“あるある”や生態を暴くような面白い映画なので、ぜひ元気をもらって帰って下さい」と観客に呼びかけた。
極めて貧乏なイエロー役の高畑は「たぶんこの映画、いま日本で一番気楽に見られる映画だと思います。気楽に楽しんでください」と話して笑いを誘うと、夢見る劇団員グリーン役の有村も「本当にこの映画は何にも考えずに見られる映画だと思うので、みなさん終始、笑って楽しんで帰って下さい」と、本作がゆるゆるなことを強調。
すこぶるお嬢なネイビー役の山本は「敵を一度倒してみたいと思っていたので、1つ夢が叶ってとても嬉しいです。みなさんに楽しんでもらえたらなと思います」と話した。
また、福田監督も「正直、こんな大ごとになると思っていなくて、単館でひっそり上映して、ひっそり終わってという映画だったんです。撮ったときは、この2人(高畑と有村)とか全然ヒマだったんですよ」と言いたい放題言って大笑い。
「キャストのみんなも同じことを言っているんですけど、おそらく期待しているようなものではないです、きっと」と言って会場を沸かすと「別にこれといってアクションもないですし、非常にぬるいものになっています。でも、このぬるいものを今、やらせてくれるところがない。なので、この女子5人の独特のぬるさ加減を楽しんでもらえればと思います」と映画をアピールしていた。
『女子ーズ』は6月7日より新宿バルト9ほかにて全国公開となる。
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