ヘラクレスの英雄伝説を描いたアクション大作『ヘラクレス』のジャパンプレミアが10月19日に六本木ヒルズで行われ、主演のドウェイン・ジョンソンとブレット・ラトナー監督、プロデューサーのボー・フリンが登場した。
先に行われたのはレッドカーペットイベント。ドウェインは「ザ・ロック」として世界最高峰のプロレス団体WWEで8度の王者に輝いたスーパースター。その後、俳優としてもブレイクし、フォーブス誌が選ぶ「2013年最も稼いだ俳優」で1位となるほどの人気ぶり。
そんなドウェインが、映画のプロモーションとしては、『スコーピオン・キング』のPR(2002年5月)以来、実に12年5ヵ月ぶりに来日。約500名ものファンが集結し、「ロック!ロック!」と拳を大きく突き上げ歓声が沸き起こるなか、スーツ姿で登場したドウェインは満面の笑みを浮かべ、1人ひとりと目を合わせながら握手やサインに応じていた。
その後、会場を映画館(TOHOシネマズ六本木ヒルズ)に移して舞台挨拶が行われた。司会をつとめたのは、数々の名勝負を実況してきた辻よしなり。得意のプロレス実況中継風にドウェインら来日ゲストを呼び込み、舞台挨拶がスタート。
ドウェインは「日本に来られて嬉しい。アントニオ猪木やタイガーマスクに憧れて育った。プロレスを始めたのは日本の影響がとても大きい。東京ドームでとても良い試合をしたことも記憶に残っている」と挨拶。ヘラクレスについては「5歳の頃から屈強な肉体や自分の力ですべてを遂げていく姿に憧れていた。監督、プロデューサーと一緒に長きに渡って計画し、『スーパーマン』にもインスピレーションを与えた最古のヒーローヘラクレスを作り上げた」と話した。
この日はスペシャルゲストとして、ドウェインの第二の故郷・ハワイで育ち、彼が通っていた高校とライバル校に通っていたという、すみれが登場。ドウェインの魅力について「本当に良い方で、もう惚れちゃいました。格好良くて、メチャクチャ心がピュアで優しくて、あんなにファイティングのときは格好良くライオンのような形になるのにビックリしました。大好き大好きなのでもう、愛になっちゃいました」とコメント。女性としてどうかと尋ねられると「He is perfect!」と大絶賛!
また、イベント終盤には「おいおい!誰か俺を忘れていないか〜!」という声とともに、日本マット界の至宝・武藤敬司が劇中のヘラクレスの衣装を身につけ、サプライズで乱入。「史上最強の男はこの俺だ!」と叫ぶと、ドウェインを睨み付けるも、近づいた武藤は一転し笑顔で「おめでとうございます」と映画の完成と世界中での大ヒットを祝福していた。
『ヘラクレス』は10月24よりTOHOシネマズ日劇ほかにて全国公開となる。
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