竹野内豊、息子・坂口健太郎を「瞳の中に真実や強い気持ちが宿っている」と絶賛

2015.08.23

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映画『at Home アットホーム』初日舞台挨拶が8月22日、新宿バルト9にて行われ、竹野内豊、松雪泰子、坂口健太郎、黒島結菜、池田優斗、蝶野博監督が登壇した。

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本作は、人気作家・本多孝好の小説を、竹野内主演で映画化。空き巣の父親、結婚詐欺師の母親をはじめ、それぞれ過去を背負った、血のつながらない家族たちが、1つ屋根の下に暮らしながら、幸せとは何かを心に秘め、生活していく姿を描いている。

久々に再会した家族に竹野内は「子どもたちが随分成長しましたね。撮影中、優斗くんを『高い高い』って持ち上げていたのですが、もう無理かな。1年間で4〜5センチも伸びたらしいんですよ」と苦笑い。一方、娘役の黒島に対しては「しばらく見ない間に大人っぽくなって……」としみじみと語っていた。

もう1人の息子、坂口もすっかりたくましい姿に。「彼とは一緒のシーンが多かったのですが、彼の瞳の中には真実や強い気持ちが宿っている。小手先でやっていない気迫が感じられて、僕も引っ張ってもらいました」と絶賛。

そんな竹野内の言葉に恐縮する坂口だったが「撮影当時は無我夢中でやっていただけなのですが、そういっていただけるとうれしいです。お芝居じゃない部分でもたくさん会話をさせていただき、色々な場面で（竹野内の言葉が）出てきます」と感謝の言葉を述べていた。

蝶野監督は「普通の家族」が本作のテーマだと語る。「現場は安心感があった」と雰囲気の良かった撮影を振り返ると、松雪も「自然に穏やかに明るく過ごせる素敵な現場でした」と目を細める。黒島も「映画の経験がほとんどなく、現場でどう立ち振る舞ったらいいかということすら分からなかったのですが、そんなことを考える必要がないぐらい自然に入れた」と監督の思惑通りの「普通の家族」を演じられたことに安堵の表情を浮かべていた。

竹野内は「学生時代、まだ見ぬ未来、どこへ向かえばいいか見つけ出せず悔しい思いもありました。そのたびにたくさんの映画に出会い、心を救われました。みなさんにとってこの映画も、そういう作品なってもらえればうれしいです」と観客に思いを語っていた。（text&photo：磯部正和）

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