前作が興行収入173.5億円と、日本の実写映画ではNO.1ヒットを記録している『踊る』シリーズ。その7年ぶりとなる新作『踊る大捜査線 THE MOVIE3 ヤツらを解放せよ!』が7月3日に封切られ、TOHOシネマズ日劇1で初日舞台挨拶が行われた。
登壇したのは、主演の織田裕二、柳葉敏郎、深津絵里、ユースケ・サンタマリア、伊藤淳史、内田有紀、小泉孝太郎、小栗旬、北村総一朗、小野武彦、斉藤暁と脚本の君塚良一、監督の本広克行の総勢13人。史上最多、全国41のスクリーンに同時生中継され、合計1万人の観客が同時に見る試みも行われた。
そうしたなか、本作では係長に就任している織田が「全国のみなさま、おはようございます」と中継で見ている人も意識し挨拶。「(中継で見ている人の)声が返ってこないのは淋しいけど、でも、通じていると思って。いかがでしたか?」と客席に問いかけると、日劇1の観客が全国の観客を代表し、われんばかりの拍手を送っていた。
また、本作が作られるまでの7年間の思いを聞かれると、「こんなにお待たせしてしまって、本当に申し訳ないなと思ってます。和久さん(故・いかりや長介)が亡くなられて、僕たちはそこから何も考えることができなくて、(そうしたら)青島よ、お前いつまでそこにいるんだよ。お前らにはやれるだろって、そんなことを言われているような気がして、そうだよな。なに感傷に浸っているんだ」と、天国にいる和久から後押しがあっての本作であると語っていた。
一方、室井を演じた柳葉は、客席に「おもしろかったでしょうか?」と問いかけ、拍手をもらうと、「いいなぁ」とつぶやき、「室井は辛かったです。ただ最後に青島のおかげで首が繋がりました」と次作での出演も匂わせていた。
今回、劇中で青島への思いを口にするすみれを演じた深津は、「7年ぶりに公開初日を迎えられるなんて、本当に夢のようです」と挨拶。続いて「夏の間、ヘコたれそうな時には、この映画を見て元気を私たちから吸い取っていただきたいと思います」と話すも、すぐに「(元気を)吸い取れないですね」と自身でフォロー。さらに「なんだろう、奪い取る?」と言葉を選ぼうとするも見つからず、アタフタしている姿に会場からは、「カワイイ〜」という声が上がっていた。
そうしたなか、1人、お笑いのラインで劇場を沸かせたのがユースケだ。今回、新湾岸署の新署長昇進という、まさかの出世で戻ってくるのだが、その割には出番が少なかったことを嘆くと、一転、「早くもみなさんの署名運動のおかげで、スピンオフ『新署長 真下正義の憂鬱』の製作が決定いたしました。今年の11月から撮影に入ります」と爆弾発言。さらに、ノッているユースケは「そしてもう1つ、これまたみなさまの署名運動のおかげで、私と伊藤くんと小栗くんの3人で『ザ・ブブゼラ3』を結成し、歌を出すことになりました」と発言し、場内は最高潮の盛り上がりに。
だが、もちろんこれはユースケのでまかせ。「こういうことを前作で、ふざけて言ってたら、本当にスピンオフの映画が作られたので、言うだけタダってことで、言ってみました」とダメもと発言であることを明かしていた。
この“ダメもと”に答えたのが伊藤と小栗。挨拶で一通りの話を終えた伊藤は、「最後になりますがブブゼラ3、精一杯、活動していきたいと思います。みなさん応援よろしくお願いします」と結ぶと、小栗も「どうも、ブブゼラ3の一員の小栗です」と話し始め、会場を沸かせていた。
『踊る大捜査線 THE MOVIE 3 ヤツらを解放せよ!』は全国東宝系にて公開中。
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