中村光の人気マンガを映画化した『荒川アンダー ザ ブリッジ THE MOVIE』。この映画が2月4日に封切りとなり、新宿ピカデリーで行われた初日舞台挨拶にキャストの林遣都、桐谷美玲、山田孝之、城田優、片瀬那奈、安倍なつみ、有坂来瞳、駿河太郎、平沼紀久、末岡拓人、益子雷翔、井上和香、上川隆也と飯塚健監督の総勢14名が登壇した。
主演の林は冒頭の挨拶で、「この映画が最高だと思われた方は拍手を……」と問いかけるも、「拍手を」と言い終わる前に客席から拍手が起こり、間の悪さに場内は失笑。苦笑いを浮かべた林は、気を取り直し「もう1回いいですか?」と話すと、「最高だと思われた方は拍手をお願いします」とやり直し、今度は温かい拍手が巻き起こっていた。
また、林は撮影現場の感想を問われ、「20歳の1年間を忘れられない1年にしてくださった『荒川〜』に関わったみなさん、感謝の気持ちでいっぱいです」とコメント。次いで「ただ、さっき、舞台挨拶前の打ち合わせで、スタッフが真剣に説明をしていたのに誰も聞いていない」と舞台裏を暴露し、「だから僕は主演として、真剣に聞いている姿勢を見せました」と続け笑いを誘っていた。
その後、映画のキャッチフレーズである「宝物はきっと、ここにある」に絡め、登壇者1人ひとりに自分の宝物を発表してもらうコーナーも。林が挙げたのは「家族」で、「これに勝る宝物はありません。家族には一番幸せになってもらいたい」と語り、大きな拍手を受けていた。
続く桐谷の宝物は、飼い犬の「らんさん」。「実家で飼っている犬なんですけど、本当に可愛くて仕方がない。今一人暮らしをしていて離れているので、たまに実家に帰ると飛びかかってくる」とベタ惚れの様子。
一方、山田は「私の宝物はこれです」と何も書かれていないボードを挙げ、いぶかしがる司会者らを相手に「見えないですか? まあ、見える人は少ないかもしれないけど」と独特の山田節。その後も「見える人がいたら手を挙げて」と客席に問いかけ、登壇者たちも「どなたか勇気のある方」と客席をあおると、女性客から山田の劇中の役に絡めた「ロック魂」という回答が。が、山田は「これを見れたというあなたは嘘つきだ」と一蹴し会場を沸かせると、「でも、あんたロックだよ」と、手を挙げて盛り上げてくれた彼女の勇気を賞賛していた。
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