国民的人気シリーズのラストを飾る『釣りバカ日誌20 ファイナル』の大感謝パーティが11月4日に都内ホテルで行われ、西田敏行、浅田美代子、吹石一恵、塚本高史、松坂慶子、奈良岡朋子、三國連太郎、朝原雄三監督のほか、笹野高史や名取裕子、筧利夫、高木ブーら、多くの俳優陣が出席。この日は西田の62歳の誕生日でもあり、サプライズで、日本列島をかたどり22カ所のロケ地が苺で示された巨大ケーキが登場。また、西田が愛妻役の浅田からキスのプレゼントを受けるなど、ラストを飾る楽しく盛大なパーティに、一同、笑みが絶えない様子だった。
シリーズ14作目から演出を手がけてきた朝原監督は、「最後のヒットを狙いたい」と意欲的。主人公ハマちゃんを演じてきた西田は、「22年の長き間、この映画に関われたことを、心から嬉しく思います。ハマちゃんという役と格闘した22年間は幸せでした。本作はファイナルにふさわしい作品になっていると思いますので、このへんで矛(ほこ)を……いえ、『釣り竿』を収めたいと思います」と挨拶していた。
22年間の間には様々な思い出もあり、『7』のヒロインをつとめた名取は、「撮影の時に船酔いで大変だったのですが、西田さんが横で励ましてくれました。スーさん(三國)は離れてサンドイッチを食べていて、一番丈夫なのはスーさんなのだと思った」と懐かしい出来事を振り返った。
パーティでは原作者のやまさき十三の音頭で乾杯が行われ、歴代ヒロインである宮沢りえ、鈴木京香、高島礼子、江角マキコ、伊東美咲、石田ゆり子、壇れいのビデオレターも上映された。
86歳ながらも「医者に行っても、どこが悪いんですかと聞かれるくらい元気」という三國は、締めの挨拶として、「とにかく、こんなにリズム感の良い人はいない」と西田のことを誉め称える一方、「ちょっと飲んべえなのが心配ですが、世代を代表する俳優さんになっていくことだと思います。みなさんご指導ください」と語っていた。
『釣りバカ日誌20 ファイナル』は、12月26日より全国公開される。
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