恐怖マンガの巨匠・楳図かずおが77歳にして長編映画の初監督に挑む話題作『マザー』。この作品で、元宝塚歌劇団・雪組トップ娘役の舞羽美海(まいはね・みみ)がヒロイン役を演じていることが明らかになった。
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本作は、マンガ家・楳図かずおの創作の原点でもある亡き母の執念が、恐怖の怪奇現象を巻き起こすという作品。舞羽は楳図の自叙伝の担当編集者で、謎の怪奇現象に立ち向かう生命力あふれる女性・若草さくらを演じている。また、楳図かずおを片岡愛之助が、母・イチエを真行寺君枝が演じる。
数多い候補者のなかから、楳図監督がオーディションで選出したという舞羽。今回の起用について「ホラーは実は苦手だったのですが、このお話が決まり、楳図先生の様々なマンガを読ませて頂き、その独特の世界観に圧倒されました。この作品は、人間の深層心理が描かれていて、単純なホラーではない、奥深い作品だなと感じます」とコメント。
また、「楳図監督はじめ共演の愛之助さん、真行寺さんもとても温かく、現場に行くのが毎日楽しみでした」と撮影の様子を振り返り、「タイトルにもこめられた主人公の母への思い、周りの人々への愛というテーマを大切に演じました」と演技に込めた思いを語った。
『マザー』は昨年11月13日に高尾・楳図邸にてクラインクイン。千葉県松戸、静岡県御殿場、沼津ロケを経て、11月下旬にクランクアップしている。公開は9月27日より。
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