人気お笑い芸人・松本人志の監督第4作目となる『R100』の製作発表会見が5月13日に行われ、松本監督をはじめ大森南朋、大地真央、寺島しのぶ、片桐はいり、冨永愛、渡辺直美、前田吟、松尾スズキ、渡部篤郎の豪華キャストが登場した。
秘密の扉の向こうにある謎のクラブに入会してしまった男と個性的な女たちが織りなす、想像を超えた刺激的な世界を描いた本作。1月10日にクランクイン、4月8日にクランクアップし、現在鋭意製作中のため松本が「あんまりしゃべれないんですけど」と言うとおり、明らかにできないことの多い謎だらけの会見となった。
主演は大森。元々監督のファンだったそうで、「DVDとかいっぱい持っていまして。でも役者として会ってしまったので(今まで)ファンとは言えなかったのですが、(出演できて)光栄です」と挨拶。松本監督は「ありがとうございます」と恐縮していた。
とにかく露出の高い映画のようで、大森については「撮影現場では、半分くらい裸に近かった」と松本監督。ベテラン女優の大地も「こんな格好? こんな言動?というのが山盛りで、私の人生で一番、露出度が高い。ビックリしました」と照れ笑い。
寺島も「みなさんが露出されているから私もやらなきゃいけないんだなという感じで(笑)。衣装合わせのときに、監督との距離が近くて恥ずかしかった」と告白。冨永も「こんな格好でこんな場所!?っていう感じで、気持ちよかった。まぁ、脚は出てますね」と露出の高さを証言。渡辺も、最初の衣装合わせの衣装について「すっごく小っちゃいもので、ほぼ胸が出ているという……」と照れ、「脇は全部、開いちゃっている感じ」と暴露していた。
“R15+”や“R18+”といった年齢制限にちなんだ本タイトル。女性陣のコメントで謎と妄想はさらに広がるが、松本監督は「思いとしてはR指定のRですが、100歳以上の人しか見られないわけではない」と説明、「規制をすっ飛ばしちゃったような映画を作りたかった。頭をすっ飛ばして見てくださいっていうムチャクチャな映画ですね」と話していた。
一方、露出度は低めだった片桐は「私は、むしろ“着ていく”ほうで」と苦笑い。“謎のクラブの個性的な女”という役回りだが「女かどうかすらよくわからない。監督に『何なんですか、この役は?』って聞いたら、監督も『何なんでしょうね』って」と話していた。
監督としての松本について語ったのは前田。「ジャッキー・チェンのスタッフと一緒に仕事をしたときの感動が甦ってきた。とにかく早くて楽しい現場でした」と手腕を評価。渡部は「すごく優しい方。スタッフにも役者にも気を遣っていて」と気配りを絶賛していた。
「想像以上に細かく演出する」と話したのは松尾。長セリフのときに一言一句セリフを変えるなと言われたことを明かし「話しが違うじゃないかと思いました」と打ち明けると、松本監督は「松尾さん、追い込んだ方が面白いなって思って」とニヤニヤ笑いを浮かべていた。
『R100』は10月5日より新宿バルト9ほかにて全国公開される。
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