6月28日に行われた映画『渇き。』の初日舞台挨拶で、『嫌われ松子の一生』で監督と女優として組んだ際にトラブルがあった中島哲也監督と中谷美紀が仲直り(?)する場面が見られた。
この日の舞台挨拶には、中谷、中島監督のほか、役所広司、小松菜奈、橋本愛が登壇。小松演じる加奈子の父親で、ロクデナシのトンでもない父親役を演じた役所は「このくらいダメな男を演じるのは初めてです」とコメント。
そんな役所の恐すぎる演技に、泣いてしまったという小松は「正直(役所は)恐かった?」と聞かれ、「恐かったです。でも、普段の役所さんは本当に優しい方で、本番に入ると手に負えない父親になって、こんなお父さんはイヤだなと思います」と答えた。
すると役所は「実は、泣いたのは僕が恐いんじゃなくて、僕が小松さんの首を絞めるシーンで、監督からもっと暴力的にと演出され、思い切ってやっていたわけですが、小松さんが首を絞められてイヤだなと感じるところで、監督が『大丈夫かい?』って優しい言葉をかけて(笑)。その優しさに感動して泣いたわけです」と真相を告白。中島監督は「まあ、あれですよ。役所さんの好感度を下げて、自分の好感度を上げようと」と明かし、笑いを誘った。
こうしたやり取りに司会が「我々の中島監督のパブリックイメージは、中谷さんが仰る『とても恐い』『厳しい』というイメージですが」と質問。中島監督は「それは中谷さんが一人で言ってることですからね。中谷さん以外の人には本当に愛されている。中谷さんとだけ気が合わなかった、ただそれだけ」と自画自賛し、ほかの登壇者らを笑わせていた。
これに、冒頭の挨拶で「9年ぶりに中島哲也監督作品に出演させていただきました。もう2度と呼んでいただけないと思っていたので本当にご一緒できたことを、心から嬉しく思っています」と挨拶をしていた中谷は「藤島の口癖に『クソ』とか『ぶっ殺す』ってありますが、監督の口癖も『クソ』とか『ぶっ殺す』でしたよね?」と、“中島監督いい人説”を覆す質問を投げかけ、中島監督も思わず「はい」と事実であることを認めていた。
すると中谷は「実はシャイな方で、心も優しくて、ちょっと弱いところもあって、本当はいい方なんですよね」と今度は中島監督をフォロー。「私自身も、まだ若かったですし、未熟だったので監督の演出についていけないときに、刃向かったりしていたんですけど、今思えば温かく本当に丁寧なご指導をいただいたなと思って感謝しています。ありがとうございました」と感謝の気持ちを述べ、中島監督も「こちらこそありがとうございます」とお礼を述べていた。
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