国民的トップスターが島の純朴娘に惚れてしまい…。キム・ジソクの抱腹絶倒ラブコメ!
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シティボーイが島流し!? 『トップスター・ユべク ~同居人はオレ様男子~』
10代からアイドルとして活躍し、国民的スターとなったユべク(キム・ジソク)は、暴言事件を起こし、しばらくの間マネージャーの故郷ヨジュク島で暮らすことになった。居候先は、祖母と2人暮らしの女性、オ・ガンスン(チョン・ソミン)の家。TVも見られない、スマホの電波も届かない不便さにソウルに帰ろうとするユべクだったが、ガンスンをはじめ島の人々の温かさに触れ、思いとどまる。そんな中、ガンスンと兄妹のように育ち、島を離れていたチェ・マドル(イ・サンヨプ)が3年ぶりに戻ってきて…。
・2PMテギョンが“死の瞬間が見える男”に! 新感覚ラブ・サスペンス!
いわゆるシティボーイで神経質なトップスターが、TVもスマホもつながらない離島で暮らす様子は見ているだけでも面白い。「この島は80年代で止まっている」という島民のセリフがあるが、TVが見られないところからすると、もっと遥か昔にタイムスリップしたような感覚を覚えた。
また、かなり偏食なユべクは、何でも美味しく食べるガンスンとぶつかりがちだが、なぜか彼女の前では素直な自分を晒せてしまう。ライバル登場もあいまって、「俺のフレームにお前が入ってきた」というキザなセリフで告白するところは、笑いとともに胸キュンさせられるシーンだ。
陸のスターVS海のスターの戦いが勃発!
2歳のときに両親を亡くしたガンスンは、マドルと兄妹同然で育ってきた。マドルはマグロ漁船の最年少船長のため、島では“トップスター”扱いされている。つまり、島ではTVが見られないため、ユべクがトップスターであることは誰もピンとこないのに対し、マドルは完全にスター扱いされている。そんなところも、ユべクの競争心に火が付いてしまい、マドルがガンスンにプロポーズしようとするのを阻止し、腕相撲などで対決しては何かと自分を誇示しようとするのも面白い。
実際にトップスターなキム・ジソク!
複雑な家庭事情を抱える孤独なスターを演じたキム・ジソクは、1981年生まれの俳優。2001年、アイドルグループ「Leo」のメンバーを経て、ドラマのみならずバラエティでも活躍中だ。また、純朴な海女さんを演じたチョン・ソミンは、1986年生まれの女優。そして、ガンスンへ想いを寄せる船長を演じたイ・サンヨプは、1983年生まれの俳優。日本のドラマ『昼顔』のリメイク、『平日午後3時の恋人』に出演した。
都会暮らしに疲れた人にとって、島暮らしは最高!?
ユべクとガンスンのやり取りを見ているだけで笑顔になり、癒される本作。ユべクが起こした不祥事に関しても、のっぴきならない事情があるようで、物語が進行するにつれて明らかになっていく。
都会暮らしに疲れ心身ともに病んでしまった人にとっては、美しい海や自然に囲まれた生活を送ることで回復に向かうのは間違いないだろう。その上、一生を共にしたいと思うようなパートナーに出会えれば最高、と夢を見させてくれるドラマだった。(文:渡邉啓子/ライター)
『トップスター・ユべク ~同居人はオレ様男子~』
BS朝日:月曜日~金曜日 午前8:30~10:00 放送中
DVD-BOX 16,500円(税込) レンタル中
発売元:コンテンツセブン
販売元:TCエンタテインメント
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