桐谷美玲主演の『ヒロイン失格』に、本人役として中尾彬、柳沢慎吾、六角精児の大御所俳優3人が出演していることが発表された。
同作は、別冊マーガレットで2010年4月〜2013年4月まで連載された同名人気コミックの実写映画。桐谷扮するのは、幼なじみの寺坂利太(山崎賢人)に恋をし、自分が彼のヒロインだと思い込んでいる主人公の松崎はとり。だが彼が、クラスでも六角精児似のイケてない女の子に告白されて付き合い始めたことに悶絶。逆にはとりは、学校イチのモテ男・弘光廣祐(坂口健太郎)から興味を持たれるという、まさかの三角関係が展開されていく。
役者だけでなくテレビのコメンテーターとしても活躍し、「ねじねじ」がトレードマークの中尾が演じるのは、幼なじみで大好きな利太と学校イチのモテ男・弘光との間で揺れるはとりの背中を、おなじみのセリフ「いいんじゃない」で押してくれる役。
テンションMAXなキャラクターとして人気の高い柳沢は、とあるシーンで暴走したはとりが立ち去る際、はとりの格好をして登場し、決めゼリフ「あばよ!」を披露。六角は、修学旅行中にはとりたちが見つける有名人として本人役で出演する。
原作コミックでも、はとりの顔が昭和の少女マンガ風やゴルゴ13風の絵のタッチになったりする表現が特徴的で、「あばよ!」のシーンは実際にリアルなタッチで柳沢の顔が描かれている。映画化にあたっては、その表現を踏襲した形だ。
この出番に柳沢は「本人役で演じてすごく楽しかった。みんなあったかくて、監督も明るいし、3ヵ月間ずっとこのスタッフと一緒なのって思っちゃうくらい楽しい現場でした。最後に『あばよ!』って言ったんだけど、一言っていいね!言い続けることは大事だなって思った。昔、大御所の人に『慎吾ちゃんはずっと言い続けてる。途中でストップすることは簡単。やり続けることが大事だよ』ってね。こういうことなんだなと思ったよ。本人役でオファーが来て、こういうの良いね!素の自分でいられて、すごくうれしい!」とコメントしている
『ヒロイン失格』は9月19日より新宿ピカデリーほかにて全国公開となる。
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