桐谷美玲が坊主頭や変顔にも挑戦し、文字通り体をはって恋に暴走するオトメ・松崎はとりを演じ、山崎賢人と坂口健太郎扮する男子高校生と三角関係になる様子を描いた『ヒロイン失格』。この映画の完成報告記者会見が6月21日にヴィーナスフォート2F教会広場で行われ、桐谷、山崎、坂口のキャスト3人と英勉監督が登壇した。
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この日はキャスト3人が劇中で着用した制服姿で登場。なぜか同じ制服を着せられ後から登場した英監督が「監督って普通は偉いのに、こんな出落ちみたいな格好をさせられた」と嘆くと、山崎は「監督はスタイルがいいから似合っている。違和感がない」と意外な褒め言葉。
桐谷は、「撮影以外で制服を着たのはどれくらいぶり?」との質問に「いつぶりでしょうね。もうわからないくらい」と照れ笑い。実際に着てみての感想については「ちょっと恥ずかしい反面、嬉しくて、撮影の合間にこの格好で、街中に出てお買い物をしました。みんなが高校生だと思ってくれているんじゃないかなっていうのが、すごく楽しくて」と満足げな表情。
だが、完成作を見たところ「ギリギリアウトかもしれないと思いました」と本音を吐露すると、坂口が「ギリギリとかじゃなかった」、山崎も「アウトじゃなかった」とそれぞれ絶賛。これに「ホント?」とちょっと嬉しそうな表情を浮かべた桐谷は、「でも、一番最初に監督がギリギリアウトだねって言ったんですよ」と明かし、英監督は「ギリギャルって呼んでいた」と笑いに変えていた。
また、山崎は自らの制服姿のおしゃれポイントを聞かれると「パーカーですね。利太の象徴でもあるので。劇中でもパーカーは何種類も着てるんですけど、ちょっとやわらかい雰囲気になりますよね」とコメント。桐谷は「私が現役高校生の頃はこういう着方がなかったので、時代を感じました」と苦笑いを浮かべた。
一方の坂口は「僕は中学から学ランだったので、ブレザーには憧れがあった」と答えると、演じた学校1のモテ男・弘光廣祐について「監督と話したときも、あんまり腰パンとかじゃない人。そこは意識しました」と役作りのポイントを話し、続けて英監督が「利太はボタンがとめられない人」と弘光との違いを語り、笑いを誘っていた。
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