浅丘ルリ子、石坂浩二と夫婦でラブシーン演じるのは恥ずかしかった

浅丘ルリ子
浅丘ルリ子

角川シネマ新宿で開催中の市川崑監督生誕100年を記念した映画祭「市川崑映画祭 光と影の仕草」で、1月30日に石原裕次郎主演の『太平洋ひとりぼっち』(63年)が上映され、上映終了後に浅丘ルリ子が登壇し舞台挨拶を行った。

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浅丘は「本来なら(主演の)裕次郎さんがここに立つべきだと思いますが、それは叶わないので、大変恐縮ですが代わりとして今日はお話させてもらいます」と挨拶。ついで市川監督との公私に渡る思い出話に花を咲かせた。

『鹿鳴館』(86年)では市川監督から「影山朝子役はルリちゃんしかいないし、相手役も石坂浩二さんしかいない」と出演オファーを受けたが、当時、夫であった石坂と「夫婦でラブシーンを演じるのはとても恥ずかしかった」と照れ笑いを浮かべた。

仕事以外でも、市川監督から出演していない作品の打ち上げに招待されたり、お互いの自宅で一緒に麻雀を楽しんだことなど思い出話を振り返り、市川監督について「怒鳴ったりしているところは見たことがありません。とても温和でユニークな方」と話すと、独特な演出方法についても「撮影中は一体どこからカメラを撮っているのかわからなかった。面白いカットをたくさん撮っていた」と語っていた。

「市川崑映画祭 光と影の仕草」は2月11日まで角川シネマ新宿にて開催中。

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