9月19日に公開初日を迎えたアクション大作『カムイ外伝』。その舞台挨拶が丸の内ピカデリー1で行われ、崔洋一監督、松山ケンイチ、小雪、伊藤英明、佐藤浩市、小林薫、大後寿々花が登壇した。
1965年に週刊少年サンデー誌で連載が開始(その後ビッグコミック誌に移動して再開)した、累計320万部を誇る同名マンガを映画化。部落民として生まれ、忍者となるも、その世界も飛び出し、忍者の仲間から「抜忍」として追われることになる青年カムイの、自由を求める旅路を描いた作品だ。
原作者の白土三平から「本物のカムイ!」と絶賛されたという松山は、その感想について、「白土先生にそう言っていただけたことは、一番のホメ言葉」と照れくさそうな笑顔。観客の温かい拍手を聞き、「昨日はとても不安でしたが、みんなの反応を見て、嬉しく思っています」と語った。
そんな松山との熱愛が報じられている小雪は、カムイと同じ抜忍を演じていて、本作でアクションに初挑戦している。アクションはとても大変だったそうだが「いいチャレンジになった」とニッコリ。だが、過酷な撮影に懲りたのか、今後について聞かれると、「今後のアクション映画出演は、ちょっと考えながら……」と、煮え切らないコメントを述べていた。
完成披露記者会見では隣同士に並んだ松山と小雪だが、この日は配給会社の配慮か、2人の間には伊藤が……。本作では意外な役どころで新境地を開拓した伊藤は、「沖縄の暑い夏、海辺の砂地で撮影し、物理的に無理だと思ったけれど、崔さんに殺されるんじゃないかという恐怖と戦いながら演じました」と苦しい撮影を振り返った。
映画界では「とにかくコワい」と恐れられている崔監督だが、佐藤も、「噂に違わぬ『温厚』な方で(笑)。現場で監督の怒鳴り声が聞こえない日はないくらい」と話し、客席から大きな笑いが巻き起こっていた。
連続暴露で苦笑いする監督に、小林も、「監督は現場で怒鳴りまくってました」とダメ押し。小林と松山が漁をするシーンでは、生きたスズキを使って撮影したというが、「鹿児島から空輸したスズキさんにもダメ出しして、怒鳴りまくってました。魚に『ちゃんと演技しろ!』って言うのを聞いたのは初めて。プレッシャーを感じたのか、200匹のスズキさんは、翌日ほとんどお亡くなりに……」と小林が語ると、横から崔監督が「してないよ、そんなこと!」と苦笑いしながら否定し、小林に対して、「(そのスズキを)ウマいウマいって食ってたじゃない」と反論。すると小林も、「弔う意味で食べるしかなかった(笑)」と言い返していた。
会場には、音楽を担当した岩代太郎もかけつけていて、崔監督によって舞台に上げられると、「本当に大変な現場でしたが、製作を通して、監督が大好きになりました」とコメント。また、つぐみ役を演じた子役・春名風花も花束を持って登場し、「みんなの代表で、崔監督にあげます」と贈呈。みんなに恐れられている監督も、そのキュートな笑顔に目を細め「非常におしゃまな大女優です」と春名を観客に紹介し、「ありがとう」と何度も繰り返していた。
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