チャールズ・ディケンズの名作を3D映像で映画化した『Disney’s クリスマス・キャロル』のロバート・ゼメキス監督とプロデューサーのスティーヴ・スターキーが来日。9月29日にTOHOシネマズ 六本木ヒルズでティーチインイベントを行った。また、特別ゲストとしてモデルで女優の杏も駆けつけ、作品の素晴らしさなどを語った。
クリスマス・イヴに起きた奇跡を描いた本作。パフォーマンス・キャプチャーという最先端の映像技術をもとに作り上げられた3D映像は、まさにド迫力。この日はイベント前に25分の未完成映像を上映するフッテージ試写が行われたが、杏は「映画を見て、若干、放心状態になっています」と、これまで体験したことのない映像世界に圧倒された様子。
そして杏が、肌や髪の質感、温度まで感じてしまうリアルさを感じたことをスターキーに告げると、彼は「新しい手法に興奮しています」と話し、物語を伝えるための俳優の演技の重要性について語っていた。
経済危機に揺れ動く今の時代にふさわしい作品に思えるが、ゼメキス監督は、「映画化を考えたのは2007年でしたが、確かに現在の経済不安などを考えると、守銭奴が博愛主義に目覚め、人生を変えていくというストーリーはとてもタイムリーですね」とコメントし、「生きてさえいれば人生を変えることができるというメッセージがあり、ストーリー自体はとても普遍性があると思います。どの時代でも、守銭奴や強欲な人は歓迎されませんから」と語った。
杏は、この作品の魅力を伝えるアンバサダー(親善大使)を務めているが、ゼメキス監督が「ぜひみんなに見ていただけるよう、頑張ってください」と杏にエール。杏は「頑張りたいと思います。ベストを尽くします!」と笑顔で答えていた。
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