“後味悪く悲惨な映画”で初主演を果たしたジャルジャルが共演女優告白にショック！

2010.05.29

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前列左から、ちすん、後藤淳平、福徳秀介、井筒和幸監督、阿部亮平。後列左から、松永隼、石井あみ、永田彬（RUN&GUN）、林剛史、米原幸祐（RUN&GUN）、桜木涼介、落合扶樹、ジェントル（ミルククラウン）

『のど自慢』などの人情話を多く手がけてきた井筒和幸監督が久しぶりに撮ったバイオレンス映画『ヒーローショー』。この映画が5月29日に公開初日を迎え、ジャルジャルの後藤淳平と福徳秀介、ちすん、RUN&GUNの米原幸佑と永田彬、林剛史ほか計12名の俳優陣と井筒監督が、角川シネマ新宿で舞台挨拶を行った。

［動画］『ヒーローショー』予告編
 井筒和幸監督インタビュー「理由なき暴力を目指した」

後藤と福徳は、この作品で映画デビュー。初主演を果たした。司会が監督に、2人を起用した「本当の理由」についてたずねると、「本当のところは、吉本が製作しているからねぇ（笑）」と監督。後藤と福徳が「本当の理由を教えてくださいよ！」と食らいつくと監督は、「たくさんの芸人さんのなかから『どれにしようかな』で決めた」とニンマリ。すると後藤も「僕らが監督を選んだ理由は、並み居る監督のなかから『どれにしようかな』……」と対抗。監督も「最終選考に残った」とノリノリで応じ、場内も大爆笑！　司会が「すばらしいコンビネーションですね」と誉めると、ジャルジャルの2人は「ネタみたいに言わないでください」と憤慨していた。

テレビでも大人気のジャルジャルだが、後藤の恋人役を演じたちすんは「撮影前はジャルジャルのことを知らなかった」と衝撃告白！　後藤と福徳が「ウソでしょ!?」「同じ事務所じゃないですか！」とショックを隠しきれない様子で聞くと、ちすんは「ネットで調べて顔を確認しました」と続け、「でも、いざ、一緒にお芝居させてもらうと、勉強になりました」と、2人の俳優としての資質を高く評価していた。

この日は劇中の衣装で登場した後藤と福徳。だが、後藤の靴だけが違っていたようで、監督が指摘。「（お客さんは）誰も気づいてない」とごまかす後藤に監督は「ものすごい不満」と、監督としてのこだわりを見せていた。

映画については「後味は良くなかったと思いますが、ぜひたくさんの人に見てもらいたい」とちすん。監督は、「満席で驚いた。よくもこんな悲惨な映画を……」と言いつつも、嬉しそうな笑顔を浮かべていた。

最後は、くす玉を割って映画のヒットを祈願し、この日の舞台挨拶は終了した。『ヒーローショー』は角川シネマ新宿ほかにて全国公開中。