吉瀬美智子と阿部寛が共演したサスペンス映画『死刑台のエレベーター』。この映画の完成報告会見が、7月8日にグランドプリンスホテル赤坂で開かれ、吉瀬と阿部のほか、緒方明監督と小椋悟プロデューサーが出席、映画について語った。
[動画]『死刑台のエレベーター』会見/吉瀬美智子、阿部寛ほか
この映画は、1957年に製作された、ヌーヴェルバーグの巨匠、ルイ・マル監督の最高傑作とも言われる『死刑台のエレベーター』を、50余年を経てリメイクした作品。各国からリメイクのオファーが相次ぐなか、故ルイ・マル監督の子息エマニュエル・マルが「リメイクはぜひ日本で」と強く希望してくれたため、製作が実現したという。
映画では、愛人関係にある2人が企てた完全犯罪の行方が、スタイリッシュでスリリングな映像で綴られていく。「日本には、大人の鑑賞に耐える、成熟していて媚びない映画がなかなかない」と嘆く小椋プロデューサーは、「今回は、大人のための作品が作れたのでは」と満足げ。
一方、緒方監督は、映画史に残る名作をリメイクしたことについて「とんでもないことだと百も承知のうえでやりました。暴挙とも思ったけれど、快挙は暴挙から生まれるので」と話し、小椋プロデューサーにうまくのせられてしまったと苦笑いしていた。
本作で吉瀬は、愛人に、年の離れた夫を殺すよう仕向ける魔性の女を好演。「『あの人を殺して私を奪いなさい』なんて、お芝居だから言える」と照れ笑い。魔性の女のキャラクターについては、「人間の様々な欲望の変化を見て欲しい」と話していた。
これまでも悪女を演じることが多かったという吉瀬だが、「男を翻弄した経験は?」という質問には、一瞬言葉に詰まりながらも「男を翻弄……してみたいですよね〜」と本音をポロリ。「そこまで思える(愛せる)男性がいたらステキですが、現実にはなかなかいないので、出会いたいと思いました」とコメント。
そんな吉瀬に翻弄される男性を演じた阿部は、「武将など強い男の役を多く演じているのですが、本来はこっちの(翻弄される)役のほうがあってるんじゃないかな(笑)」と自己分析し、「ここまで過激ではないけれど、そういう(翻弄されるような)恋愛もしたことがある」と、思わぬ告白も飛び出した。
『死刑台のエレベーター』は10月9日より角川シネマ新宿ほかにて全国公開される。
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